周辺視(読み)しゅうへんし(英語表記)peripheral vision

精選版 日本国語大辞典 「周辺視」の意味・読み・例文・類語

しゅうへん‐し シウヘン‥【周辺視】

〘名〙 視野の周辺部に対する視力のことで、中心部に対するよりも視力は悪く、色覚も弱い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「周辺視」の意味・読み・例文・類語

しゅうへん‐し〔シウヘン‐〕【周辺視】

視野の周辺部についての視力。ある一点を凝視したとき、その周囲部分を見る機能で、色覚は弱くなるが、弱い光を見る力はかえって強いといわれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周辺視」の意味・わかりやすい解説

周辺視
しゅうへんし
peripheral vision

外界対象を,網膜の中心部 (中心窩と呼ばれる) からある程度以上離れた網膜周辺部で見ること。間接視ともいう。なお中心窩から数度 (視角) の範囲で対象を見る場合はしばしば近中心視 paracentral visionと呼ばれる。網膜周辺部では桿体細胞が数多く分布しており,中心視と比べて,視力や色彩あるいは形の弁別に関しては劣るが,十数分以上にわたる暗順応のあとの,光に対する感受性ははるかに高い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android