大和鞍(読み)ヤマトグラ

デジタル大辞泉 「大和鞍」の意味・読み・例文・類語

やまと‐ぐら【大×鞍/××鞍】

騎乗用の馬具の一。唐鞍からくら皆具かいぐに対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋くらぼねは、前輪後輪しずわ内側にそれぞれ切り込みを設けて居木いぎ先をはめこみ、あぶみの袋には舌をつけて用いる。下鞍したぐらを2枚重ねにして、装束の汚れをふせぐ障泥あおりを加え、糸尻繋しりがいにはふさなどをつけて装備し、布手綱たづな差し縄を合わせて使用するのを特色とする。→唐鞍

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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