

なり。貝に從ひ、弍聲」とし、「弍は古
二なり」という。貝は鼎の省形。鼎銘を刻することを則・劑(剤)といい、円鼎は則、方鼎を劑といい、盟誓・契約を約剤という。弍に従うのは、戈(か)(刀)を以て刻銘し、その副本を作る意、それで副弐・弐益の意となる。〔周礼、秋官、大司寇〕「大
・
・司會
び六官、皆其の貳を受けて之れを
す」とは副本の意。〔周礼、天官、酒正〕に「大祭には三貳、中祭には再貳、小祭には壹貳」とは副弐の器をいう。金文の〔
生
(ちようせいき)〕に、分数的な表示として「其の貳」「其の參」を用いる例がある。字は盟誓の副弐の意であるが、のち疑弐・違背の意となった。
立〕貳 カタヒ・ムケ・フタココロ・サカス
▶・弐言▶・弐公▶・弐行▶・弐猜▶・弐志▶・弐辞▶・弐室▶・弐車▶・弐乗▶・弐情▶・弐心▶・弐臣▶・弐膳▶・弐端▶・弐適▶・弐偸▶・弐
▶・弐味▶・弐予▶・弐慮▶・弐令▶
弐・配弐・陪弐・伐弐・靡弐・不弐・負弐・副弐・無弐・離弐・立弐出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...