デジタル大辞泉
「指揮者」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しき‐しゃ【指揮者】
- 〘 名詞 〙
- ① 指揮する者。指図する人。
- [初出の実例]「何者か目に見えぬ指揮者(シキシャ)があって、彼等は其の魔の杖の命ずる処に動くかの如くだ」(出典:雑嚢(1914)〈桜井忠温〉三〇)
- ② 音楽で、合奏や合唱の指揮をする人。コンダクター。〔音楽字典(1909)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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指揮者
しきしゃ
conductor
管弦楽,合唱,オペラなどの演奏に自己の解釈を与え,統一のための作業をする者。通常,指揮者は指揮棒を用いて統率するが,このスタイルは 19世紀初頭,ウェーバー,メンデルスゾーンらによってとられ,指揮法の幅が広められた。 H.ビューロー以来,職業としての指揮者が誕生し,20世紀に入りオーケストラの定着とともに,演奏家としての指揮者 (A.トスカニーニ,B.ワルター,W.フルトベングラーら) が多くの業績を残した。指揮者の業績が管弦楽の歴史を築いたとさえいえる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の指揮者の言及
【指揮】より
…一般にオーケストラや合唱,オペラ,アンサンブルなどを身ぶりやバトン(指揮棒)を用いて可視的手段によって統率すること。指揮者(コンダクターconductor)はリズムや拍子をとるばかりでなく,楽器や声の〈入り〉(アインザッツEinsatz)を示しながら,ディナーミク,フレージング,アーティキュレーションその他の細かい表情を指示する。また楽譜を深く読解しながら自分なりの解釈を設定した上で,それを演奏者に徹底させなければならないが,練習(リハーサル)はそのための不可欠の場である。…
※「指揮者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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