デジタル大辞泉
「死骸」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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し‐がい【死骸・屍骸】
- 〘 名詞 〙
- ① 死んだ人や動物のからだ。なきがら。しかばね。かばね。死体。しにからだ。しにがら。
- [初出の実例]「屍骸無レ斂、露二委路傍一」(出典:類聚国史‐一七三・疾疫・大同三年(808)二月丙辰)
- 「宇治の悪左府の死骸をほりおこいて実検せられし事」(出典:平家物語(13C前)二)
- [その他の文献]〔法苑珠林〕
- ② 使い尽くしてあとに残った不用の物。くず。かす。
- [初出の実例]「此方には、竹皮包の骸(シガイ)が、杉箸と共に散乱たり」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「死骸」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の死骸の言及
【敵討】より
…この敵討の義務について,折口信夫は,殺された者が血を流した神に対する罪を,死者のかわりにその親族が,加害者を殺すことによってあがなう一種の祓の義務に求めている。この供犠観にもとづく敵討も古い時代にあっては行われたと推定されるが,鎌倉時代においては,[曾我兄弟]の敵討が〈父の死骸の恥をそそぐ〉ことを目的としたように〈死骸〉の恥をはらすために行われるのが一般であった。この観念は,死骸のありかたはその人の死後の永遠の世界を決定するという考え方にもとづくもので,古い民族的信仰に根をもつものであった。…
※「死骸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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