烏鵲(読み)うじゃく

精選版 日本国語大辞典 「烏鵲」の意味・読み・例文・類語

う‐じゃく【烏鵲】

〘名〙 (「うしゃく」とも)
カササギ別称七夕の夜、牽牛(けんぎゅう)星、織女星の一年一度の逢瀬(おうせ)のために、その翼を広げて天の川に橋を渡すという。《季・秋》
※俳諧・源氏鬢鏡(1660)夢浮橋「七夕の夢の浮はしは烏鵲かな〈宗鑑〉」 〔曹操短歌行
② 古く「烏鴉(うあ)」と混同され、カラスをさした。
日葡辞書(1603‐04)「Vxacu(ウシャク)。カラス、カラス」
③ カラスとカササギ。〔晉書‐涼後主伝〕

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デジタル大辞泉 「烏鵲」の意味・読み・例文・類語

う‐じゃく【××鵲】

《「うしゃく」とも》カササギ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「烏鵲」の読み・字形・画数・意味

【烏鵲】うじやく

かささぎ。魏・武帝〔短歌行〕楽府 らかに星稀にして 烏鵲、南に飛ぶ

字通「烏」の項目を見る

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