(読み)カササギ

デジタル大辞泉の解説

かささぎ【×鵲】

カラス科の鳥。全長約45センチ。尾が長く、肩と腹が白く、ほかは緑色光沢のある黒色。雑食性。ユーラシア大陸と北アメリカ西部に分布。日本では佐賀平野を中心に九州北西部にだけみられ、人里近くにすむ。天然記念物。かちがらす。朝鮮烏高麗烏 秋》「月天心又―の渡りけり/霽月

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大辞林 第三版の解説

かささぎ【鵲】

スズメ目カラス科の鳥。全長約45センチメートル。腹・肩・翼の先が白く他は黒く、尾は長くて緑黒色。樹上に小枝で大きな丸い巣を作る。日本へは一六世紀末頃朝鮮から持ち込まれたとされ、筑紫平野で繁殖し、天然記念物に指定されている。カチガラス。朝鮮烏。 [季] 秋。 → 鵲の橋
サギの一種。今のアオサギのことか。 「寒き洲崎に立てる-の姿も/源氏 浮舟

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精選版 日本国語大辞典の解説

かささぎ【鵲】

〘名〙 カラス科の鳥。全長約四五センチメートルで、カラスより小さい。腹面および肩羽は白色で、ほかは金属光沢を帯びた黒色。尾羽は長く、二六センチメートルにも達する。村落近くにすみ、雑食性で、樹上に大きな巣をつくる。中国、朝鮮に多く分布するが、日本では北九州の佐賀平野に限られ天然記念物に指定されている。鳴き声がカチカチと聞こえるのでカチガラスともいう。古来、文学上では、七夕説話の星の仲立ちをする鳥として知られる。烏鵲。喜鵲。ちょうせんがらす。とうがらす。《季・秋》
※書紀(720)推古六年四月(岩崎本訓)「難波吉士磐金、新羅より至(まゐ)りて、鵲(カササキ)二隻(ふたつ)を献る」
※新古今(1205)雑下・一七〇〇「彦星の行合を待つかささぎのと渡る橋をわれにかさなん〈菅原道真〉」

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