デジタル大辞泉
「物理」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぶつ‐り【物理】
- 〘 名詞 〙
- ① 物の道理。明治以降は、多く理学的な道理をいう。
- [初出の実例]「観二物理於盛衰一兮、知二造花之異一レ時」(出典:経国集(827)一・重陽節菊花賦〈嵯峨天皇〉)
- 「心理の首とする所は性理にして、物理の首とする所は格物なり」(出典:百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二(物理上学))
- [その他の文献]〔新書‐道徳説〕
- ② 「ぶつりがく(物理学)」の略。
- [初出の実例]「国家小学を設け児童に教ふるに中外の歴史より物理数学等の各科に至る諸書を以てす」(出典:改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉題言)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「物理」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の物理の言及
【物理学】より
…〈物理〉がphysicsの訳語として定着したのは明治以後であるが,漢語として〈物の道理〉を示す意味で用いられたのは古い。現在の物理学に近い概念を表すことばとしては,幕末〈窮理学〉〈格物学〉〈理科〉〈理学〉などがあり,1863年(文久3)洋書調所が開成所に改組されるに当たっての学科名としては窮理が採用され,その後理学に変わり,また65年(慶応1)長崎の分析究理所の科目名に物理の名がみえる。…
※「物理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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