(読み)カ

デジタル大辞泉 「瑕」の意味・読み・例文・類語

か【瑕】[漢字項目]

[音]カ(漢) [訓]きず
玉のきず。欠点。「瑕瑾かきん瑕疵かし微瑕

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精選版 日本国語大辞典 「瑕」の意味・読み・例文・類語

か【瑕】

  1. 〘 名詞 〙 玉のきず。また、きず。欠点。
    1. [初出の実例]「然猶美玉之有一レ瑕」(出典童子問(1707)中)
    2. [その他の文献]〔礼記‐聘義〕

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普及版 字通 「瑕」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音]
[字訓] きず

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は(か)。は玉の原石を切り出す形。〔説文〕一上に「玉の小赤なり」とし、また〔広雅、釈詁二〕に「裂なり」と、玉に瑕(かきん)(きず)のある意とする。玉の小疵をいう。

[訓義]
1. きず。
2. 人事の上に移して、あやまち、つみ
3. きずの意より、すき、もろい。
4. と通じて、とおい、はるか。胡・何と通じて、なんぞ。

[古辞書の訓]
名義抄〕瑕 タマキズ・トガ・カク・ヲサム・アヤマツ・トホシ・サク

[語系]
瑕・霞・蝦・heaは同声。瑕は玉の小赤疵あるもの。霞は赤雲の気。蝦は海老。は馬の赤白雑色なるもの。に小赤の意を含むようである。

[熟語]
瑕穢瑕悪瑕翳・瑕瑕瑾瑕隙瑕欠瑕垢瑕痕・瑕疵・瑕・瑕・瑕瑕殄・瑕・瑕瑕病瑕瑜瑕尤
[下接語]
隠瑕・瑕・棄瑕・毀瑕・求瑕・去瑕・抉瑕・痕瑕・細瑕・疵瑕・繊瑕・点瑕・韜瑕・匿瑕・微瑕・璧瑕・無瑕・瑜瑕

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