石英を多く(20%以下)含む閃緑岩。カルク・アルカリ岩系列の安山岩に相当する化学組成で、粗粒で完晶質の火成岩。一般に半自形粒状の組織をもつ。構成鉱物は斜長石(曹灰長石(ラブラドライト)―中性長石(アンデシン))、石英、アルカリ長石、黒雲母(くろうんも)、ホルンブレンド(普通角閃石)、磁鉄鉱である。アルカリ長石の量は少ない。石英とアルカリ長石は斜長石の結晶の間を埋める形をとることが多い。輝石、チタン鉄鉱、燐灰(りんかい)石、チタン石、ジルコン、褐簾(かつれん)石などを少量含む。カリ長石の量が多くなると花崗(かこう)閃緑岩とよばれる。岩株などの大きな貫入岩体をなして造山帯に産する。
[千葉とき子]
quartz diorite
アンデシン~オリゴクレース・石英・角閃石を主成分とする完晶質粗粒の深成岩。少量のアルカリ長石や黒雲母が存在することもある。アルカリ長石が増大すると,花崗閃緑岩に移化する。F.Zirkel(1866)命名。IUGSの定義もある。
執筆者:青木 斌
参照項目:火成岩の分類図1(モード組成)
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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