聖霊降臨(読み)せいれいこうりん(その他表記)Pentecost

翻訳|Pentecost

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖霊降臨」の意味・わかりやすい解説

聖霊降臨
せいれいこうりん
Pentecost

イエス・キリストの復活(→キリストの復活)後 50日目(ユダヤ教の五十日祭の日。五旬節)に聖霊が,集まった使徒たちの上に降臨したこと(使徒行伝 2章以下),またそれを記念するキリスト教の重要な祝日。聖霊降臨を主題とした最初の美術表現はシリア語の『ラブラの福音書』(586,ラウレンツィアーナ図書館)の装飾挿絵で,それ以後この主題はビザンチン美術でしばしば扱われ,カロリング朝時代に西方に伝えられた。図像は構図の頂点から放射状に降りる聖霊の光線,聖母,あるいはペテロ,パウロ,ヤコブらおもだった弟子たちを中心とする十二使徒,これを見守る諸国から集まった人々からなる。プラド美術館所蔵のエル・グレコの作品(1610頃)などが特に有名。(→キリスト教美術)

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