自由振動(読み)ジユウシンドウ

関連語 名詞 正幸

精選版 日本国語大辞典 「自由振動」の意味・読み・例文・類語

じゆう‐しんどうジイウ‥【自由振動】

  1. 〘 名詞 〙 物体に何らの振動的な外力も働かない場合に行なわれる振動。固有振動。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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最新 地学事典 「自由振動」の解説

じゆうしんどう
自由振動

free oscillation

有限の大きさの弾性体が外力なしに続ける振動。自由振動は弾性体の構造と大きさによって決まる,特定の振動系列の重ね合せによって与えられる。この振動系列の一つ一つを固有振動または正規モードという。地球のような球対称の弾性体は二つの独立な振動系列をもつ。一つは体積増減を伴う伸び縮み振動(S型)であり,もう一つは体積の増減を伴わないねじれ振動(T型)である。それぞれの固有振動は,半径方向・緯度方向・経度方向の節の数(次数)で特徴づけられる。完全に球対称であれば,固有振動の振動数は経度の次数によらない。このとき振動数は半径方向の次数nと緯度方向の次数lによって,nSl, nTlのように表される。n=0の振動モードを基本モード,n≧1のモードを高次モードという。周期の一番長い振動は伸び縮み振動の0S2モードであり,その周期は約54分である。ねじれ振動ではT2の44分が最長の周期である。このような長い周期のモードは巨大地震の際に実際に観測される。

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世界大百科事典(旧版)内の自由振動の言及

【音】より

…こうした物体の振動を起こす原因としては,衝撃力,摩擦力,非平衡力などの機械的駆動力や,電磁力など非常に多くの種類がある。外から振動的な力が加えられているときの振動を強制振動といい,これに対して,外力をとり除いたあとでの振動が自由振動である。自由振動の状態は,物体の形状寸法と弾性的な性質によって決まる特定の振動数と振動の状態をもった固有振動によって規定される。…

※「自由振動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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