色名の一つ。萌葱、萌木とも書かれる。黄色みがかった緑色。平安時代以降、公家(くげ)階級に用いられた色名で、自然の風物になぞらえたものの一つ。襲色目(かさねいろめ)の、表地と裏地の組合せの萌黄で、表裏とも萌黄。衣の組合せで萌黄の匂(にお)いは、上が薄く、下にしだいに濃くなる、萌黄の衣を5枚とその下に紅(くれない)の単(ひとえ)を着る配色である。鎧(よろい)の威(おどし)で、萌黄の匂いは、上段が濃く、下にしだいに薄くなり、萌黄裾濃(すそご)は、逆に上段が薄く、下にしだいに濃くなる配色である。萌黄に染めるには、黄蘗(きはだ)または苅安(かりやす)で黄色に下染めしてから、藍(あい)染めをかけるか、先に藍染めしてから黄色染めをする方法がとられる。
[高田倭男]
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...