ある疾患や状態に付随して起こる副次的な症状。疾患の主要な症状ではないが、病態学的・生理学的にみて、当該の疾患や状態に関連して起こりうる症状をいう。たとえば高血圧症では、主症状は高血圧であるが、これに伴ってのぼせや肩こり、頭重感などが生じることがある。これらは高血圧の随伴症状である。
そのほか、月経随伴症状(月経前~月経中に起こる下腹部痛や腰痛、乳房の張り・痛み、下痢・便秘、嗜眠(しみん)、倦怠(けんたい)感、いらいらなど)や、腫瘍(しゅよう)随伴症状(腫瘍随伴症候群ともいう。腫瘍の浸潤や転移とは無関係に、腫瘍の存在に関連して起こる内分泌系や神経系、血液等の異常により、発熱、低血糖、食欲不振、体重減少などさまざまな症状がみられる)などが知られている。
[編集部 2018年5月21日]
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...