エロイーズ Héloïse
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1101~64フランスの修道女。アベラールの弟子となり,結婚したが伯父の聖職者フュルベールの反対で修道院に隠退し,アベラールと文通して心を慰めた…
エロイーズ Héloïse
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1101〜64フランスの修道女哲学者アベラールの弟子で,アベラールと恋におち,修道院にはいった。ふたりの愛を示す往復書簡は有名。
アベラールとエロイーズ―愛と修道の手紙 あべらーるとえろいーずあいとしゅうどうのてがみ Magistri Petri Abaelardi et Heloissae conjugis ejus epistolae
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランス中世の哲学者アベラールとその女弟子エロイーズの2人が取り交わした書簡集。12通知られる。アベラールはパリにあって名声を博した時期に、佳…
エロイーズ
- 百科事典マイペディア
- →アベラール
アベラルドゥス
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒アベラール
エロイーズ Héloïse
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1098頃[没]1164.5.15. ノジャンシュールセーヌ近郊パリのノートルダム大聖堂参事会員フュルベールの姪。 1118年頃当時の著名な神学者,哲学者 P.…
アベラルドゥス あべらるどぅす
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →アベラール
ロスケリヌス
- 百科事典マイペディア
- フランスのスコラ学者。アベラールの師で,普遍論争における唯名論の最初の提唱者とされる。唯名論を神学にも適用し,三位一体の教義を三神論的に解…
アベラール
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Pierre Abélard ピエール━ ) フランスのスコラ哲学者、神学者。普遍論争において概念論の立場をとり、普遍は各個物の中にあると説いた。エロイーズ…
Hé・lo・ïse /élouìːz/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]エロイーズ(◇1101?-64;フランスの修道女;アベラールの弟子で愛人).
ギヨーム[シャンポー] Guillaume de Champeaux
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1070頃.シャンポー[没]1121.1.18/25. シャロンシュルマルヌフランスの哲学者,神学者,普遍論争で知られる。ラテン名 Guilelmus Campellensis。…
ロスケリヌス[コンピエーニュ] Roscelinus Compendiensis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1050. コンピエーニュ[没]1125頃フランスのスコラ哲学者。故郷とランスで学び,故郷,ロッシュ,ブザンソン,ツールで教えた。極端な唯名論者と…
Ab・é・lard /ǽbəlὰːrd/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]アベラール(◇Peter Abelard,1079-1142;フランス語名 Pierre Abelard;フランスのスコラ哲学者・神学者).
アベラール あべらーる Pierre Abélard (1079―1142)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランス中世の哲学者、神学者。ラテン名ペトルス・アベラルドゥスPetrus Abaelardus。ナント近傍ル・パレに生まれる。音声言語論者と目されるロスケ…
がいねん‐ろん【概念論】
- デジタル大辞泉
- 中世スコラ学における普遍をめぐる実念論と唯名論の論争を調停する立場。普遍は、個物を貫いている共通の本質が心に思い浮かべられて形成された概念…
ピエール アベラール
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1072年7月9日フランスの神学者,哲学者1142年没
ケレスチヌス3世 ケレスチヌスさんせい Coelestinus III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1106頃.ローマ[没]1198.1.8. ローマイタリア人の教皇 (在位 1191~98) 。本名 Giacinto Bobo-Orsini。 P.アベラールの弟子にして友人。サンス教…
アベラール Pierre Abélard 生没年:1079ころ-1142
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの初期スコラ神学者,哲学者。ラテン名はペトルス・アベラルドゥスPetrus Abaelardus。ナントに近いパレに生まれた。ロスケリヌスとシャンポ…
アベラール Pierre Abélard[フランス],Petrus Abaelardus[ラテン]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1079~1142フランスのスコラ哲学者,神学者。哲学をギヨーム・ド・シャンポーに,神学を聖アンセルムスに学び,パリでこれを教授し,たちまち名声を…
ケレスチヌス2世 ケレスチヌスにせい Coelestinus II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?. チッタディカステッロ?[没]1144.3.8.チッタディカステッロ出身とされる第165代教皇(在位 1143~44)。マチェラータ出身という説もある。本名…
アベラール(Pierre Abélard)
- デジタル大辞泉
- [1079~1142]フランスのスコラ哲学者・神学者。教会の権威や伝統を大胆に批判。女弟子エロイーズとの恋愛は有名。
アベラール
- 百科事典マイペディア
- フランスの初期スコラ学者,神学者。ラテン名ペトルス・アベラルドゥスPetrus Abaelardus。普遍論争における唯名論派の祖。ロスケリヌス,シャンポー…
アベラール Abailard(Abélard), Pierre
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1079. ナント,ル・パレ[没]1142. クリュニーフランスの神学者,哲学者。ラテン名 Petrus Abaelardus。唯名論のロスケリヌス,実在論のシャンポ…
アベラール Pierre Abélard
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1079〜1142フランスのスコラ哲学者。ラテン名はペトルス=アベラルドゥス(Petrus Abaelardus)パリに学校を開き,神学と哲学を講じて尊崇を集めたが…
アルナルド・ダ・ブレシア Arnaldo da Brescia 生没年:1100ころ-54
- 改訂新版 世界大百科事典
- イタリアの教会改革運動者。ブレシアに生まれる。パリでアベラールに学んだといわれる。1119年にブレシアに戻り,聖職売買や教会の世俗化を激しく攻…
がいねん‐ろん【概念論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 スコラ哲学における実念論と唯名論との対立を調整するために、普遍は、個物に共通な本質的なものが心の作用によって概念として形成された…
唯名論 (ゆいめいろん) nominalism
- 改訂新版 世界大百科事典
- 名目論ともいい,中世の実念論に対立する立場。個物のみ実在し,類・種などの普遍は実在せず,ただ人間の精神の中で〈個物の後にpost rem〉生じると…
唯名論【ゆいめいろん】
- 百科事典マイペディア
- 英語nominalismなどの訳。〈名目論〉〈ノミナリズム〉ともいい,実念論(実在論)に対する。普遍の実在をめぐる論争(普遍論争)において,個物のみ…
争論 そうろん disputation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般的にはある問題に対する意見のよしあしを争うこと。スコラ哲学において,マスターがテキストを説明する lectioという公開の講義に際して,最初の…
ゆいめい‐ろん【唯名論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中世哲学において、普遍を実在とみなした実念論に対して、物または個体のみが実在し、普遍は個体から抽象した名にすぎないとした理論。前…
ペトルス・ウェネラビリス ぺとるすうぇねらびりす Petrus Venerabilis (1092ころ―1156)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベネディクト会のクリュニー修道院長。シトー会のクレルボー修道院長ベルナールと拮抗(きっこう)して、クリュニーの水準を高めた。その書簡には当時…
ロスケリヌス ろすけりぬす Roscelinus (1045ころ―1120ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランス中世の哲学者、神学者。コンピエーニュの生まれ。生地およびランスに学び、同地とブザンソンなどで教えた。彼は弁証学(論理学)に優れてお…
新エロイーズ しんエロイーズ Julie ou la Nouvelle Héloïse
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フランスの思想家 J.-J.ルソーの書簡体小説。 1761年刊。題名は中世の神学者アベラールとエロイーズの悲恋にちなみ,ジュネーブ湖畔を背景に男爵令嬢…
ロベルツス[ムラン] Robertus Meludensis; Robert of Melun
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]1167.2.27. ヘレフォード12世紀のスコラ神学者。11世紀末イギリスに生まれ,オックスフォード,フランスのパリで学び,1137年頃ピエール・…
概念論 がいねんろん conceptualism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スコラ哲学の普遍論争における中庸的立場。普遍者は単なる名辞であるとする唯名論に対しては,実念論同様普遍者の実在を認める。しかしそれは概念と…
唯名論 ゆいめいろん nominalism 英語 Nominalismus ドイツ語 nominalisme フランス語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 普遍の存在に関する哲学上の説の一つであり、名目論、ノミナリズムという語があてられることもある。この語の由来であるラテン語のnominales(「名称…
知らんがためにわれ信ず しらんがためにわれしんず Credo ut intelligam
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「理解を求める信仰」の立場を表わすアンセルムスの命題で,神の存在の証明を主題とした彼の主著『プロスロギオン』で述べられている。啓示の真理へ…
ベラール王国(ベラールおうこく)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒イマード・シャーヒー朝
アルジャントゥイユ Argenteuil
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フランス北部,バルドアーズ県の都市。都市名はケルト人によって開発された銀 (アルジャン) の鉱山に由来する。パリ北西 14kmのセーヌ川右岸に位置し…
ベラール べらーる Berar
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- インド中部、マハラシュトラ州北東部の地域名。タプティ川の支流プルナ川最上流域一帯をさし、イギリス支配時代には一つの行政区をなしていた。肥沃(…
スンマ Summa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スコラ哲学の著作形式。総合を意味し大全と訳される。 11世紀末から 12世紀初めにかけてアンセルムスによって始められた命題集は,神学上の主要問題…
ペール・ラシェーズ墓地 (ペールラシェーズぼち) Cimetière du Père-Lachaise
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランス,パリ北東部の郊外に19世紀初頭につくられた三つの墓地のうちの一つ。他はモンパルナス,モンマルトルの両墓地である。1626年以降イエズス…
ベルナルドゥス べるなるどぅす Bernardus Claravalensis (1091―1153)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスのシトー会修道士。ディジョン近郊のフォンテーヌの名門に生まれる。シトー会修道院に入り、1115年クレルボーに大修道院を建て院長となる。…
普遍論争(ふへんろんそう) Universalienstreit
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 中世哲学,神学における唯名論と実在論の対立。論争は6世紀のボエティウスに始まるとされるが,10世紀まではプラトン主義的実在論が支配的であった。…
ベラール王国 ベラールおうこく Berār
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イマード・シャーヒー`Imād Shāhī王国ともいう。インドのバフマニー朝末期,1484年にベラール州総督であったファテウッラー・イマードゥルムルク (在…
R. バイヤン Roger Vailland
- 20世紀西洋人名事典
- 1907.10.16 - 1965.5.11 フランスの小説家。 オアーズ県生まれ。 第一次世界大戦後、シュールレアリスム風詩人として出発するが、第二次世界大戦中…
アルナルド・ダ・ブレッシャ Arnaldo da Brescia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? ブレッシャ[没]1154. ローマイタリアの教会改革者。生地ブレッシャで聖職売買や妻帯などの聖職者の堕落を批判して追放され,フランスに亡命し…
ベラール Berār
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド西部,マハーラーシュトラ州東部の地域。デカン高原北端部を占め,北はガウィルガル丘陵,南はアジャンタ山脈とサトマラ山脈にはさまれて,プ…
シック・エト・ノン sic et non
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スコラ哲学の方法の中核である判断弁証法。その源は「万有の原因としての神はあらゆる肯定と否定の彼岸にある」としたエリウゲナに求められるが,対…
ベラール Christian Bérard 生没年:1902-49
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの舞台装置家。画家だった彼が初めて舞台に接触するのは1934年,コクトーが《地獄の機械》の台本を渡すと同時に,ベラールをL.ジュベに紹介…