きぐすり‐や【生薬屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 生薬屋〈商人尽〉〘 名詞 〙 生薬を売る店。転じて、薬を商う店。[初出の実例]「三所四所さられ長持の(はげ)たるを昔のごとく塗直して木薬屋に送りけ…
おまえ‐や(おまへ‥)【御前屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏壇、仏具の製作、販売をする家。また、その人。[初出の実例]「仏だんはおまへや、おし入は戸だなやにさせて」(出典:浮世草子・立身大…
おもて‐や【表屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 表の家。表通りに面した家。⇔裏屋。[初出の実例]「永の海上の内、おもてやに錠下ろし、近所頼むも異な物」(出典:浮世草子・新色五巻書…
お‐や(を‥)【苧屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 苧を売る店。また、その人。[初出の実例]「苧や。高麗橋筋八丁目よりひかし」(出典:難波雀(1679))
おやま‐や【お山屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遊女をかかえて置く家。遊女屋。女郎屋。[初出の実例]「コレコレめっそうな。爰はおやま屋ではないはい寺じゃぞや」(出典:浄瑠璃・志賀…
さいふ‐や【割符屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中世・近世、割符の取り扱いを業とする者。替銭屋(かえせんや)。両替衆。為替屋(かわしや)。割符人。[初出の実例]「ひろせのさいふ屋へ可…
さい‐や【菜屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、飯のおかずに煮しめの類を売った店。また、それを売る人。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕
こく‐や【穀屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 穀物を収納したり保管したりする建物。穀物倉。[初出の実例]「石山寺建立、其外於二高野一、一切経蔵等、骨堂、穀屋以下作事」(出典:高…
でんき‐や【電気屋・電器屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 電気器具などを販売する店。また、電気器具の修理や電気工事などを業とする人。[初出の実例]「前の電気屋は疾の昔何処かへ引越して居なく…
てんのうじ‐や(テンワウ‥)【天王寺屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 江戸時代、大坂で勢力をもった十人両替屋の筆頭。慶長年間(一五九六‐一六一五)金銭の売買を始めた天王寺屋五兵衛にはじまる。[初出の実例]…
つか‐や【塚屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 墓守の住む家。墓にある小屋。[初出の実例]「昔ありけんつかやにこもりては」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)三)
だんまり‐や【黙屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =だんまりぼう(黙坊)[初出の実例]「彼は、ますます憂鬱な、だんまりやになった」(出典:子を貸し屋(1923)〈宇野浩二〉七)
くつ‐や【靴屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 くつを作ったり、売ったり、修理したりする商売。また、それをする人や店。〔改正増補和英語林集成(1886)〕[初出の実例]「沓師(クツヤ)…
くら‐べや【暗部屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 宮中の局(つぼね)の名。清涼殿の近くにあったへやといわれるが、正確な位置はわからない。また、このへやを賜わっている、高貴な女官の呼…
じゅう‐おく(ヂュウヲク)【住屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 住む家。すみか。すまい。住宅。住居。〔易林本節用集(1597)〕 〔徐璣‐題李商叟半村堂詩〕
しょうがつ‐や(シャウグヮツ‥)【正月屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 多く看板にこの名を書いていたところから ) 江戸時代、しるこや雑煮などを売り歩いた大道商人。[初出の実例]「ふうりんがなれば…
しだし‐や【仕出屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 料理や弁当の仕出しをする家。また、それをする人。[初出の実例]「此一軒隣のが仕出し屋でござゐますから、私が直にあつらへて参じますが…
しもた‐や【仕舞屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しもうたや(仕舞屋)」の変化した語 )① 商売をやめた家。店じまいをした家。[初出の実例]「豪商家(おほあきふど)の居ならぶ街頭に、…
えちご‐や(ヱチゴ‥)【越後屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 三井高利が延宝元年(一六七三)江戸本町一丁目(東京都中央区日本橋)に開いた呉服店。祖父高安の越後守にちなんで越後屋と名づけた。薄利多…
え‐や(ヱ‥)【絵屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 扇、着物などに絵をかくのを業とする人。また、その家。〔日葡辞書(1603‐04)〕② =えぞうしや(絵草紙屋)[初出の実例]「絵屋はとがめ…
もろ‐や【諸屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大嘗会を行なう悠紀(ゆき)・主基(すき)の両殿。[初出の実例]「今つくる黒木のもろや古りずして君は通はむ万世までに」(出典:貞享版金槐…
や‐かばね【屋骸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 家の構え。また、家。[初出の実例]「此やかばねはけいどうのむけへ火に、みなたきしまい」(出典:洒落本・愚人贅漢居続借金(1783))② …
や‐ざい【屋財】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 家の財産。家財。[初出の実例]「親の譲り家財(ヤザイ)かけて千貫目の身躰」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)五)
【巌屋】がんおく(をく)
- 普及版 字通
- いわや。唐・楊衡〔游陸先生故岩居〕詩 上に一巖屋り 相ひ傳ふ、靈人の宅なりと字通「巌」の項目を見る。
【空屋】くうおく(をく)
- 普及版 字通
- 人の住まぬ家。唐・元〔空屋に題す〕詩 (あした)に屋の裏(うち)より 馬に騎(の)りて臺に入る 盡日事を推し (ま)た屋に歸り來(きた)る字通「空」…
【屋棟】おくとう
- 普及版 字通
- むなぎ。字通「屋」の項目を見る。
【華屋】かおく(くわをく)
- 普及版 字通
- 立派な御殿。魏・曹植〔篌引〕楽府 生存しては屋に處(を)るも 零(死亡)しては山丘に歸す字通「華」の項目を見る。
【臥屋】がおく(ぐわをく)
- 普及版 字通
- 寝ている家。〔晋書、王濬伝〕濬、夜に三刀を臥屋の梁上に懸け、須臾にして一刀をす。濬き覺め、(こころ)に甚だ之れを惡(にく)む。字通「臥」の項目…
【閣屋】かくおく
- 普及版 字通
- 高楼。字通「閣」の項目を見る。
【旧屋】きゆうおく
- 普及版 字通
- 古い家。字通「旧」の項目を見る。
【豊屋】ほうおく
- 普及版 字通
- 大きな家屋。字通「豊」の項目を見る。
【尊屋】そんおく
- 普及版 字通
- 貴家。字通「尊」の項目を見る。
【宅屋】たくおく
- 普及版 字通
- 家。字通「宅」の項目を見る。
【借屋】しやくおく(をく)
- 普及版 字通
- 借家。宋・劉克荘〔再び実之に和す〕詩 屋を中に借る、一春 桃符(春聯)口、新をく字通「借」の項目を見る。
【牆屋】しようおく(しやうをく)
- 普及版 字通
- かきと家。〔列子、楊朱〕衞の端木叔は、子貢の世(よつぎ)なり。~牆屋臺(だいしや)、園囿池沼、飮車、聲樂嬪(ひんぎよ)、齊・楚の君に擬(なぞら)ふ…
【租屋】そおく
- 普及版 字通
- 借家。字通「租」の項目を見る。
【蚕屋】さんおく
- 普及版 字通
- 蚕室。字通「蚕」の項目を見る。
【傑屋】けつおく
- 普及版 字通
- 大きな家。字通「傑」の項目を見る。
【幄屋】あくおく
- 普及版 字通
- 幕舎。字通「幄」の項目を見る。
屋湊あしやみなと
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:遠賀郡芦屋町芦屋村屋湊[現]芦屋町船頭町など中世の葦屋(あしや)津を継承する遠賀川河口の湊で、芦屋津ともよばれた。遠賀川流域の遠賀…
屋町やりやまち
- 日本歴史地名大系
- 大阪府:大阪市東区屋町[現]東区槍屋(やりや)町一丁目錫屋(すずや)町の西に続く両側町で南北に善安(ぜんなん)筋が通る。山城伏見(ふしみ)…
屋町つちやちよう
- 日本歴史地名大系
- 京都市:中京区日彰学区屋町中京区柳馬場通三条下ル南北に通る柳馬場(やなぎのばんば)通(旧万里小路)を挟む両側町。南側は六角(ろつかく)通(…
いそ‐や【×磯屋】
- デジタル大辞泉
- 海辺にある漁師などの家。「藻塩もしほ焼くあまの―の夕煙ゆふけぶり立つ名も苦し思ひ絶えなで」〈新古今・恋二〉
とう‐や〔トウ‐|タウ‐〕【頭屋/当屋】
- デジタル大辞泉
- 神社の祭礼にあたり、神事や行事の主宰者となる家。また、その家の主人。古くは世襲で、のち当番制になった。
とばし‐や【飛ばし屋】
- デジタル大辞泉
- 野球・ゴルフなどで、打球を遠くまで飛ばせる技術をもった人。「ツアー屈指の飛ばし屋」
てら‐や【寺屋】
- デジタル大辞泉
- 「寺子屋」に同じ。「見ればここにも―のやうに七夕様が祭ってあるな」〈浄・妹背山〉
てんのうじ‐や〔テンワウジ‐〕【天王寺屋】
- デジタル大辞泉
- 室町後期から安土桃山時代にかけての堺の豪商津田氏の屋号。宗達・宗及は堺の三十六人会合衆えごうしゅうの一人で、茶人としても有名。江戸時代の大…
おく‐う〔ヲク‐〕【屋×烏】
- デジタル大辞泉
- 屋根にとまっている烏からす。
おっ‐かい〔ヲク‐〕【屋階】
- デジタル大辞泉
- 屋根裏につくった部屋。屋根裏部屋。
おとわ‐や〔おとは‐〕【音羽屋】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎俳優の尾上菊五郎・坂東彦三郎両系統の称する屋号。初世菊五郎の父が、京都都みやこ万太夫座の出方をしていた音羽屋半平であったところからい…