アルベルトゥス・マグヌス あるべるとぅすまぐぬす Albertus Magnus (1200ころ―1280)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中世のスコラ神学者。南ドイツのシュワーベン出身。パドバ大学在学中に創立まもないドミニコ会に入り、その博学のゆえに「普遍的博士」doctor univer…
Entelechie
- ポケットプログレッシブ独和・和独辞典(独和の部)
- [女] (―/―n) 〘哲〙エンテレキー, 完成態(アリストテレスの用語).
コリスモス chōrismos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「離れて存在する」の意味のギリシア語。アリストテレスがプラトン学派のイデア論を評するために用いた言葉。イデアは個物から離れて独立に存在する…
eudemonismo
- 伊和中辞典 2版
- [名](男)〘哲〙幸福主義 ~ di Aristotele|アリストテレスの幸福論.
Aris・to・te・les, [arIstóːtelεs]
- プログレッシブ 独和辞典
- ((人名)) アリストテレス(前384-322;古代ギリシアの哲学者).
Ar・is・tot・le /ǽrəstὰtl | -tɔ̀tl/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]アリストテレス(◇384-322 B.C.;古代ギリシャの哲学者).
アリストテレス‐の‐ちょうちん〔‐チヤウチン〕【アリストテレスの▽提▽灯】
- デジタル大辞泉
- ウニ類の口部にある咀嚼そしゃく器官。アリストテレスが、古代ギリシャ製の提灯に似た形のものとして初めて記載。
テオフラストス
- 小学館 和伊中辞典 2版
- Teofrasto(男)(前372頃‐287頃;ギリシアの哲学者,アリストテレスの後継者)
アリストテレス‐しゅぎ【アリストテレス主義】
- デジタル大辞泉
- アリストテレスの思想を受け継ぐ哲学上の立場。スコラ学を経て、現在もカトリック思想の中に存続している。
dianoètico
- 伊和中辞典 2版
- [形][複(男) -ci]〘哲〙(プラトン, アリストテレス学派の)理性的な;思考の, 推論的な.
アリストテレスの10範疇 アリストテレスのじゅうはんちゅう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリストテレスは『オルガノン』 Organon第1部の『範疇論』 Categoriaeにおいて,範疇とは存在者に関する述定の普遍的形式であり,同時にこれらの存…
per・i・pa・tet・ic /pèrəpətétik/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- ((形式))[形]1 (仕事で)歩き回る,巡回する;行商の.2 各地を旅行して回る.3 〔P-〕アリストテレス[ペリパトス,逍遥(しょうよう)]学派の.━━[…
entelechìa, entelécheia
- 伊和中辞典 2版
- [名](女)〘哲〙(アリストテレス哲学の)エンテレケイア, (可能性が実現された)現実態.
en・te・le・quia, [en.te.lé.kja]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [女] 〖哲〗 (アリストテレス哲学・生気論の)エンテレキー,エンテレケイア,妄想.
ダニエロ Daniello, Bernardino
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1500. ルッカ[没]1565. パドバイタリアの文芸研究者。主著『詩学』 La poetica (1536) はアリストテレスとホラチウスに準拠したもので,特に西欧…
イブン・ルシュド
- 百科事典マイペディア
- 西方イスラム世界の哲学者,医学者。ラテン名アベロエスAverroes。コルドバの生れ。アリストテレスを研究して,哲学と宗教との調和をはかった。哲学…
エネルゲイア(〈ギリシャ〉energeia)
- デジタル大辞泉
- アリストテレス哲学で、生成の過程の終局として実現する姿。現実性。可能態に対する現実態。
しつりょう‐いん〔シツレウ‐〕【質料因】
- デジタル大辞泉
- アリストテレスの説いた四原因の一。事物が生成するための素材となるもの。 →形相因 →動力因 →目的因
アリストクセノス Aristoxenos
- 改訂新版 世界大百科事典
- 前4世紀後半ごろの古代ギリシアの哲学者,音楽理論家。生没年不詳。初めピタゴラス派の哲学を学び,のちにアリストテレスの高弟となった。その立場は…
第三の人間 だいさんのにんげん tritos anthrōpos; third man
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 形相論 (イデア論) 批判に際して用いられた論証。アリストテレスの注釈家アレクサンドロスは3つの型に分類している (『アリストテレス形而上学注釈』…
メトリック
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Metrik )[ 異表記 ] メートリク 西洋の詩学。韻律学。ギリシアの哲学者アリストテレスの弟子アリストクセノスのリズム論に…
寡頭政 かとうせい oligarchy
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 少数の者が権力を握って行う政治形態プラトンやアリストテレスは,貴族政の堕落 (だらく) した政治形態をいった。
ロス Ross, Sir William David
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1877.4.15.[没]1971イギリスのギリシア古典学者,倫理学者。 1900年オックスフォード大学オリエル学寮講師,23年道徳哲学教授,29年同学寮学長。…
せんせい‐せいじ〔‐セイヂ〕【専制政治】
- デジタル大辞泉
- 個人が絶対的権力をもって恣意しい的に支配する政治形態。アリストテレスは、君主制の堕落した形態とした。専政。
デュナミス(〈ギリシャ〉dynamis)
- デジタル大辞泉
- アリストテレス哲学で、生成・発展を説明する重要概念。終局目的たる現実態(エネルゲイア)に先だつ可能的な段階。可能態。
テミスティオス Themistios
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 360年頃のコンスタンチノープルの修辞学者,哲学者,注釈家。「能弁家」と称せられ,アリストテレスの注釈家としても著名。
現実態 げんじつたい energeia; actus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「現実態」とはアリストテレスにおいて,類比関係の共観によってのみ悟られうる「可能態」の対概念である。始源的意味をとどめて用いられる場合もあ…
カテゴリアイ Katēgoriai
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリストテレスの『オルガノン』中の『範疇論』。カテゴリーを最初に確定したのはおそらくピタゴラス派である。プラトンもまたいくつかの範疇を措定…
エイドス(〈ギリシャ〉eidos)
- デジタル大辞泉
- 《姿・形の意》1 アリストテレスの用語で、「形相けいそう」のこと。2 プラトンの用語で、「イデア」のこと。
オリュンピオドロス Olympiodōros
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 5世紀頃のギリシア,逍遙学派の哲学者。アレクサンドリアでアリストテレスについて講義した。プロクロスの師。
アリストテレス学派 アリストテレスがくは Aristotelian school
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 狭義にはアリストテレスの学園リュケイオンに学んだ人たち,すなわちペリパトス学派 (→逍遙学派 ) の徒をさす。師の学統を継いだ人々には,専門化,…
けいそう‐いん〔ケイサウ‐〕【形相因】
- デジタル大辞泉
- アリストテレスの説いた四原因の一。事物をまさにその事物たらしめるもの。→質料因 →動力因 →目的因
ゾーン・ポリティコン zoon politikon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「人間は自然によってポリス的動物である」というアリストテレスの認識であり,人間はポリスに生きることによってのみよく生きることが可能であると…
第一形相 だいいちけいそう prōton eidos; prima forma; primary form
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリストテレスの用語。なんらの質料も含まない純粋究極の形相で,絶対的な理性としての神と同一。 (→第一質料 )
エパゴゲ epagōgē
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ある方向 epiへ導くこと agōgēの意。アリストテレスの『分析論』に詳しいが,論理学において,推論の過程,帰納法を意味する。
or・ga・non /ɔ́ːrɡənὰn | -nɔ̀n/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]((複)-na /-nə/,~s)1 (思考・知識獲得の)手段,道具.2 《哲学》オルガノン(◇アリストテレスの論理学).
でんとうてき‐ろんりがく【伝統的論理学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アリストテレス、スコラ哲学を通してうけ継がれてきた、概念論理学を中心とした旧来の形式論理学。記号論理学に対する。
パトス(〈ギリシャ〉pathos)
- デジタル大辞泉
- アリストテレス倫理学で、欲情・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀かなしみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態。情念。⇔エートス。
でんとうてき‐ろんりがく【伝統的論理学】
- デジタル大辞泉
- アリストテレスによって体系化され、中世のスコラ哲学を経て今日に至っている形式論理学。現代の記号論理学に対していう。
ガッサンディ(Pierre Gassendi)
- デジタル大辞泉
- [1592~1655]フランスの哲学者・科学者。アリストテレス・デカルトを批判し、エピクロスの原子論を復活させた。
形相【けいそう】
- 百科事典マイペディア
- ギリシア語のエイドスeidos,イデアideaの訳。元来は〈形〉〈姿〉〈像〉の意。ある種類の事物を他から区別する本質的特徴。アリストテレスは素材,質…
高邁 こうまい megalopsychia; générosité
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリストテレスおよびデカルトにおいて重視された概念。原義は「寛大な心」「雄大な魂」を意味するが,特にアリストテレスでは中庸の徳の一種として…
ロボルテロ ろぼるてろ Francesco Robortello (1516―1567)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イタリアの人文主義者。アリストテレス『詩学』の校訂および最初の本格的な註釈(ちゅうしゃく)書『アリストテレス詩学註解の書』In librum Aristotel…
ストラトン Stratōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前270頃ラムプサコス出身のギリシアの哲学者。アルケシラオスの子。テオフラストスに師事して彼の死後ペリパトス学派 (→逍遙学派 ) の学頭…
ミントゥルノ Minturno, Antonio Sebastiano
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1500. ミントゥルノ[没]1574. クロトネイタリアの詩人,詩学者。ピサ,ローマ両大学古典語教授 (1551) ,ウジェント (59) ,クロトネ (65) の司…
ダビド David ben Marwan al-Mokammes
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 9世紀後半メソポタミアで活躍したユダヤの思想家。サディア・ベン・ヨゼフと並んでユダヤ教神学に新プラトン主義的アリストテレス哲学の方法を導入し…
en・tel・e・chy /entéləki/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]《哲学》1 エンテレケイア(◇アリストテレス哲学で潜勢に対する顕勢,可能態[性]に対する実現態[性]).2 (生気論で)エンテレヒー,生命力…
レトリケー(〈ギリシャ〉rhētorikē)
- デジタル大辞泉
- 《「レトリケ」とも》1 「レトリック1」に同じ。2 アリストテレスが著作「弁論術」で論じた、弁論・陳述のための技術。
pre・di・ca・ble, [pre.đi.ká.ƀle]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形]1 説教の主題となりうる.2 (属性として)断定しうる.━[男] 〖論〗 (アリストテレスの論理学で)客位語.
Averroè
- 伊和中辞典 2版
- [名](男)⸨固名⸩アヴェロエス(1126‐98;スペイン生まれのアラビアの哲学者, 医学者, アリストテレスの注釈家).