い‐かく・る(ゐ‥)【居隠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 物かげにかくれている。かくれてすわる。[初出の実例]「柱がくれにゐかくれて涙をまぎらはし給へるさま」(出典:源氏物…
あしき【悪】 道((みち))
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「悪道」の訓読 ) =あくどう(悪道)①[初出の実例]「濁りにしめる程よりも、なまうかびにては、かへりてあしきみちにも漂ひぬべくぞおぼゆる」(出…
あまの【天の】 羽袖((はそで))
- 精選版 日本国語大辞典
- 天人の羽衣の袖。転じて、五節(ごせち)の舞姫の衣の袖。あまつそで。[初出の実例]「日影にもしるかりけめやをとめ子があまのは袖にかけし心は」(出典…
きさい【后・皇后】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「きさき(后)」の変化した語。[初出の実例]「もし、世の中移りて、みかど・きさいの、思しおきつるままにも、おはしまさば」(出典:源…
わたくし‐ごころ【私心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 私的な感情。個人的な感情。転じて、ひそかに恋い慕う心。[初出の実例]「むつかしきわたくし心の添ひたるも、苦しかりけり」(出典:青表…
ながめ‐い・る【眺入】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ある物に目をとめてながめる。深く物思いにふける。[初出の実例]「夕暮の空をながめいりてふし給へる所に」(出典:源氏物…
ひ【火】 =の 消((き))えたよう[=を 消((け))したよう]
- 精選版 日本国語大辞典
- 活動が止まって静かになるさま。活気を失ってさびしくなるさま。[初出の実例]「ある限り、二条院に集ひまゐりて、この院には、火をけちたるやうにて…
ひき‐くく・む【引包】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 中にとりこめておおう。大切につつむ。くくむ。くるむ。[初出の実例]「ひとえの御ぞを御ぐしこめひきくくみて」(出典:源…
ひたぶる‐こころ【一向心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ひたむきな心。一途に思いつめた心。また、向こうみずの心。情容赦のない心。[初出の実例]「盗人などいふ、ひたふる心ある者も」(出典:…
はは‐にょうご【母女御】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「はわにょうご」の時代も ) 母である女御。[初出の実例]「この御子の御はは女御こそはかの宮の御はらからにものし給ひけめ」(出典:源…
ちか‐やか【近やか】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 ) いかにも近いさま。また、いかにも親密なさま。[初出の実例]「ちかやかに臥し給へば」(出典:源氏物語…
たのみ‐ふく・る【頼脹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 あくまで頼みにする。[初出の実例]「おのづからつたへきこえさせ給てむと、たのみふくれてなむさぶらひつるを」(出典:…
しれ‐ゆ・く【痴行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 次第に愚かになってゆく。おいぼれる。もうろくする。[初出の実例]「子の大人ぶるに、親のたち変り、しれゆくことは」(出…
に‐かよ・う(‥かよふ)【似通】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 互いによく似る。類似する。[初出の実例]「寝たりける声のしどけなき、いとよくにかよひたれば、妹と聞き給つ」(出典:…
ねび‐ととの・う(‥ととのふ)【ねび整】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 おとなびて容姿が整う。ねびととのおる。[初出の実例]「年、廿七八の程にて、ねびととのひ、心地なからぬさま」(出典:源…
とき【時】 移((うつ))る
- 精選版 日本国語大辞典
- 時がたつ。時世が移りかわる。また、長い時間が経過する。[初出の実例]「故院の御世には、我ままにおはせしを、時うつりてしたりがほにおはするを」(…
て‐まどわし(‥まどはし)【手惑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あわてふためくこと。うろたえまごつくこと。[初出の実例]「舎人どもさへ、艷なる装束をつくして、身を投げたるてまどはしなどを見るぞ」…
すき‐たわ・む【好撓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 浮気で、容易に人になびく。[初出の実例]「なにがしがいやしきいさめにて、すきたはめらむ女に心おかせ給へ」(出典:源氏…
なみだ【涙】 に=溺((おぼ))る[=溺((おぼ))ほる]
- 精選版 日本国語大辞典
- 涙にくれる。激しく泣く。正体なく泣く。[初出の実例]「ただなみだにおぼほれたるばかりをかごとにて、はかばかしうもいらへやらずなりぬ」(出典:源…
なま‐こころゆ・く【生心行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「なま」は接頭語 ) いささか満足する。やや気が晴れる。[初出の実例]「なま心ゆかぬやうなれど」(出典:源氏物語(100…
こころ【心】 の すさび
- 精選版 日本国語大辞典
- 気持のおもむくままに事をすること。気まぐれ。[初出の実例]「すきずきしき心のすさびにて、人の有様をあまた見合はせむの好みならねど」(出典:源氏…
こころばせ‐びと【心人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 心ばせのある人。気だてのすぐれている人。情ある人。[初出の実例]「さる方につけての心ばせ人に取りつつ、見そめしより」(出典:源氏物…
こと【事】 しも こそあれ
- 精選版 日本国語大辞典
- 「こと(事)しもあれ」または「こと(事)こそあれ」をさらに強めていった語。[初出の実例]「ことしもこそあれ。うたてあやしと思せば」(出典:源氏…
こい‐しの・ぶ(こひ‥)【恋偲・恋忍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 バ四段活用 〙 =こいしたう(恋慕)[初出の実例]「人がらのあはれに、なさけありし御心をうへの女房なともこひしのびあへり」(出典:源氏…
そう‐がち(サウ‥)【草勝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 平仮名の中に草仮名が多くまじっているさま。[初出の実例]「紛らはし書いたる濃墨、薄墨、さうがちにうちまぜ乱れたる」(出…
大谷翔平 おおたにしょうへい (1994― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- プロ野球選手(右投左打)。岩手県水沢市(現、奥州(おうしゅう)市)生まれ。 2012年(平成24)花巻東(はなまきひがし)高校3年のとき、アメリカ大リ…
マテウス クシニエレウィッチ Mateusz Kusznierewicz
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書ヨット選手 アトランタ五輪セーリング男子フィン級金メダリスト国籍ポーランド生年月日1975年4月29日出生地ワルシャワ経歴幼い頃からヨッ…
アンカレジ Anchorage
- 日中辞典 第3版
- 〈地名〉[アメリカ]安克拉治Ānkèlāzhì.
ファビアン ジロ Fabien Gilot 水泳
- 最新 世界スポーツ人名事典
- 水泳選手(自由形) ロンドン五輪金メダリスト生年月日:1984年4月27日国籍:フランス出生地:ドゥナン経歴:2003年競泳の世界選手権バルセロナ大会男…
tán3, たん, 反
- 現代日葡辞典
- 1 [土地の] Um “tan” (Equivalente a 991,7 m2).~ atari shūryō|反当たり収量∥A produção por “tan”.2 [反物の] A pe…
とうきょうだいがくそうごうけんきゅうはくぶつかんこいしかわぶんかん 【東京大学総合研究博物館小石川分館】
- 日本の美術館・博物館INDEX
- 東京都文京区にある歴史博物館。平成13年(2001)創立。東京大学の付帯施設。初等中等教育を含む学校建築と教育用器材・標本を展示する。建物は旧東京…
競泳 きょうえい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一定の距離を所定の泳法で泳ぎ,その速さを競う水泳競技。泳法と距離によって競技種目が定められている。自由形は 50m,100m,200m,400m,800m,150…
新潟医療福祉大学 にいがたいりょうふくしだいがく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 私立大学。 2001年男女共学の4年制大学として開学,医療技術学部,社会福祉学部の2学部を置いた。入学定員は 360人 (2005) 。 2005年大学院を設置。…
かたわら‐め(かたはら‥)【傍目】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 見ている方向に向いていない目。すがめ。〔観智院本名義抄(1241)〕② わきから見えるありさま。横から見た姿。横顔。そばめ。[初出の実…
つき‐し・む【付染】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行四段活用 〙① 執念ぶかくつきまとう。物の怪(け)がとりつく。[初出の実例]「死ぬまじかりける人を、つきしみ、領じたる物の、去らぬに…
sṓróń2[oó], そうろん, 総論
- 現代日葡辞典
- (a) O argumento [A ideia] geral;(b) A introdução.~ sansei, kakuron hantai|総論賛成,各論反対∥Concordo com a ideia geral ma…
ふるい‐あが・る(ふるひ‥)【震上】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 =ふるえあがる(震上)[初出の実例]「あやしき童べの、雪遊びしたるけはひのやうにぞ、ふるひあがりにける」(出典:源氏…
ひもとき‐わた・る【紐解渡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 一面に花の蕾(つぼみ)が開く。広い範囲に開花する。[初出の実例]「いろいろひもときわたる花の木ども」(出典:源氏物語(…
まねび‐いだ・す【学出】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 見聞した物事を、それらしく話す。まねびいず。[初出の実例]「さてありぬべきかたをばつくろひてまねびいだすに」(出典:…
まろうど‐だたし(まらうど‥)【客立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞シク活用 〙 客人らしい。いかにも客らしい様子である。[初出の実例]「右のすけも、声くはへ給へや。いたうまらうとたたしや」(出典:源氏…
ひじり‐ごこち【聖心地】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ひじりごころ(聖心)[初出の実例]「かの明石にも、かかる御ことつたへ聞きて、さるひじり心地にも、いと嬉しくおぼえければ」(出典:…
み‐おお・す(‥おほす)【見果】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 終わりまで見る。みはたす。みきわめる。[初出の実例]「手などこよなくまさりにけりと、みおほせ給ひてつかはす」(出典…
みがき‐そ・う(‥そふ)【磨添】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 さらにいっそう磨く。一段と磨きこむ。[初出の実例]「うるはしく新しくあらまほしきを、いよいよみがきそへつつ」(出典…
ほそ‐め【細め】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「め」は接尾語 ) 比較的細いさま。[初出の実例]「なほ妻戸のほそめなるより障子のあきあひたるをみいれ給ふ」(出典:源氏…
はちす【蓮】 の 座((ざ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 極楽浄土に往生するものがその上にすわるという蓮(はす)の花。蓮華座。[初出の実例]「後の世には、同じはちすのざをも分けむと契かはし聞こえ給て」(…
なま‐きんだち【生公達】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「なま」は接頭語 ) それほど身分の高くない公家の息子。年若く未熟な貴族の子弟。[初出の実例]「なまきむたちめく人々も」(出典:源氏…
まさぐり‐もの【弄物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 もてあそぶもの。慰みもの。[初出の実例]「はこやのとじ・かぐや姫の物語の絵にかきたるをぞ、時々のまさぐりものにし給ふ」(出典:源氏…
みちみち‐し【道道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞シク活用 〙 道理にかなっている。学問的である。また、理屈っぽい。[初出の実例]「おほやけに仕うまつるべき、みちみちしきことを教へて」…
むすめ‐がち【娘勝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「がち」は接尾語 ) 女の子の多いさま。[初出の実例]「厳しく類ひろく、むすめかちにて所せかりければ」(出典:源氏物語(…
もてなし‐かしず・く(‥かしづく)【持成傅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 大切に扱う。大事に世話する。[初出の実例]「此君をば、こまやかにやうことなく、もてなしかしづきたてまつり給ふ」(出典…