悪道(読み)アクドウ

デジタル大辞泉 「悪道」の意味・読み・例文・類語

あく‐どう〔‐ダウ〕【悪道】

悪趣あくしゅ」に同じ。⇔善道
悪い行い。酒色にふけること。
「子としては親を善に導くべきを、かへって―へ陥れしむること有るべきや」〈都鄙問答

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精選版 日本国語大辞典 「悪道」の意味・読み・例文・類語

あく‐どう‥ダウ【悪道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 現世悪事を行なった者が、死んでからおちていく所。地獄餓鬼畜生三悪道、または阿修羅を加え、四悪道という。悪趣
    1. [初出の実例]「若戒むことを持ずば常に悪道に可堕し」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
  3. ( 形動 ) 悪い行ない。酒色にふけったり遊蕩したりすること。また、好ましくないふざけたふるまいをするさま。
    1. [初出の実例]「Acudǒni(アクダウニ) ワシル〈訳〉放縦に罪悪にふける」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「悪とうなるしんぼち、ししゃうのきをとりうしなふときに」(出典:咄本・学習院本昨日は今日の物語(1614‐24頃)上)
    3. [その他の文献]〔孔子家語‐五儀解〕

あしき【悪】 道(みち)

  1. ( 「悪道」の訓読 ) =あくどう(悪道)
    1. [初出の実例]「濁りにしめる程よりも、なまうかびにては、かへりてあしきみちにも漂ひぬべくぞおぼゆる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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普及版 字通 「悪道」の読み・字形・画数・意味

【悪道】あくどう

不正。

字通「悪」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「悪道」の解説

悪道

森村誠一の長編時代小説。2010年刊行。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悪道」の意味・わかりやすい解説

悪道
あくどう

悪趣」のページをご覧ください。

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