けいほう‐かん(ケイハフクヮン)【刑法官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 司法をつかさどる役人。特に、裁判官。[初出の実例]「刑法官議政官為政官の如きは其職務に堪ゆべき人物を選び」(出典:西洋事情(1866‐7…
ぼう‐かん(バウクヮン)【坊官・房官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 春宮坊(とうぐうぼう)の職員の総称。[初出の実例]「朱云。〈略〉問。諸司印者。未レ知。坊官及家司何」(出典:令集解(868)公式)② ( 「…
れき‐かん(‥クヮン)【歴官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 つぎつぎと官職を経験していくこと。[初出の実例]「歴官至二左中弁一」(出典:日本詩史(1771)一)[その他の文献]〔白居易‐和微之詩〕
もう‐かん(マウクヮン)【盲官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 盲人で、琵琶(びわ)・管弦、按摩(あんま)・鍼(はり)などを職業とした者に与えられた官名。検校(けんぎょう)・勾当(こうとう)・座頭・衆分…
しょうぼう‐かん(セウバウクヮン)【消防官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 消防活動に従事する吏員の総称。[初出の実例]「消防官に在ては常装を著用するときに限り短刀を佩用することを得但し」(出典:内務省訓令…
しゅん‐かん(‥クヮン)【春官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国の周代、周礼に定められた官名。六官(天・地・春・夏・秋・冬)の一つで、王を補佐して祭典や礼法をつかさどる。② 令制の治部省の…
ちょう‐かん(テウクヮン)【朝官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 朝廷に仕える官人。役人。[初出の実例]「敝寺風火の災に遭に因て、聖主并に諸朝官(テウクハン)(〈注〉タウシャウガタ)の力を蒙、わづか…
かん‐かん(‥クヮン)【閑官・間官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仕事内容の忙しくない官職。あまり、重要でない役目の人。閑職。[初出の実例]「久在二閑官一多二仮景一、不レ妨取以放遊頻」(出典:本朝…
かん‐きょく(クヮン‥)【官局】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官庁。役所。[初出の実例]「其工夫の次第を記して官局に訴へ」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
かん‐ぎん(クヮン‥)【官銀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かんきん(官金)①[初出の実例]「眼のなき人も検校・勾当(こうとう)になれば、官銀(クハンギン)の割にて十三口緩緩(ゆるゆる)と暮し」(…
かん‐し(クヮン‥)【官士】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かんじ」とも )① 官に仕える男子。宮仕えをする者。役人。[初出の実例]「官士(クハンシ)官女はそれぞれに、大門までは送られける」(…
かん‐し(クヮン‥)【官私】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おおやけごととわたくしごと。政府と民間。国家と個人。官立と私立。[初出の実例]「其官私廬舎不レ可二勝数一」(出典:続日本紀‐宝亀六年…
かん‐じ(クヮン‥)【官次】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官職の高下を基準にした席次、序列。[初出の実例]「近衛づかさ、弁、位次、官次おなじからざるをり論あり」(出典:建武年中行事(1334‐38…
かん‐しゅ(クヮン‥)【官主】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 官寺の主。[初出の実例]「其応レ供二官主一用物」(出典:続日本紀‐養老元年(717)一一月戊午)② =かんじゅ(貫首)④[初出の実例]「いぶ…
かん‐せん(クヮン‥)【官銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 政府の発行した銭貨。私鋳銭でないもの。[初出の実例]「不レ得レ択レ銭、若有下実知二官銭一、輙嫌択者上、勅使レ杖一百」(出典:続日本…
かん‐そ(クヮン‥)【官租】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 政府へ納入する租税。[初出の実例]「不二但人疲一牛亦労、官租未レ輸牛先死」(出典:寛斎先生遺稿(1821)二・窮婦嘆)[その他の文献]〔韓…
かん‐そう(クヮン‥)【官僧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 僧正、僧都、律師などの僧官位を授けられた僧侶。また、朝廷に仕える僧侶。[初出の実例]「官僧に召され、龍顔に近づき奉り」(出典:太平…
かん‐ぶ(クヮン‥)【官武】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 朝廷と諸侯。公卿と諸侯。また、文官と武官。[初出の実例]「官武一途庶民に至る迄、各(おのおの)其志を遂げ」(出典:五箇条の御誓文‐明治…
かん‐ぶんこ(クヮン‥)【官文庫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 官務壬生家小槻氏の文庫。私文庫であったが、嘉祿二年(一二二六)、太政官の官文殿(かんのふどの)が焼失してから、太政官の書類を保存した。明治時…
かん‐ぺい(クヮン‥)【官幣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かんべい」とも )① 神祇官(じんぎかん)から、祈年祭(としごいのまつり・きねんさい)、月次祭(つきなみのまつり)、新嘗祭(にいなめさ…
かん‐ぼく(クヮン‥)【官牧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制に規定された国有の牧場。馬牛を飼育して国家に供給する。延喜式には一八か国三九か所の諸国牧が記載されている。兵部省に所属。まき…
ほん‐かん(‥クヮン)【品官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、四等官(しとうかん)・品官・雑任の三種類に大別したうちの一つ。特殊技能を必要とする専門職で、四等官と同様に官位相当のある官…
し‐かん(‥クヮン)【視官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =しかくき(視覚器)[初出の実例]「言文一致論者は〈略〉聴官と視官と労働に於て大なる相違あるを知らざるか」(出典:筆まかせ(1884‐92…
せん‐かん(‥クヮン)【千官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの官吏。たくさんの役人。百官。百司千官。[初出の実例]「王侯将相、千官百僚、花夏都鄙、蒼生黔首、遠払二災殃一、長保二寿福一」(…
ない‐かん(‥クヮン)【内官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制で、左右京内にある中央官司に勤務した官人。京官。外官(げかん)に対していう。[初出の実例]「古記云。〈略〉公式令云。在京諸司為…
ど‐かん(‥クヮン)【土官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地方官で、その土地の人間が任ぜられたもの。[初出の実例]「信符は、信符金牌と云て、銅にて作る。雲南の土官に遣はす」(出典:制度通(1…
【医官】いかん
- 普及版 字通
- 官の医者。字通「医」の項目を見る。
【閹官】えんかん(くわん)
- 普及版 字通
- 宦官。〔後漢書、党錮、巴粛伝〕竇武、陳等と、閹官を誅せんことを謀り、武等にふ。肅も亦た黨に坐して禁錮せらる。字通「閹」の項目を見る。
【官閑】かんかん
- 普及版 字通
- 閑職。字通「官」の項目を見る。
【官騎】かんき
- 普及版 字通
- 鹵簿。字通「官」の項目を見る。
【官商】かんしよう
- 普及版 字通
- 公営。字通「官」の項目を見る。
【官籍】かんせき
- 普及版 字通
- 公用帳簿。字通「官」の項目を見る。
【官廷】かん(くわん)てい
- 普及版 字通
- 役所。〔後漢書、李通伝〕容貌異、人と爲り嚴毅、家に居ること官の如し。字通「官」の項目を見る。
【官第】かんてい
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- 官邸。字通「官」の項目を見る。
【官帑】かんど
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- 政府金。字通「官」の項目を見る。
【官道】かんどう
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- 国道。字通「官」の項目を見る。
【官婢】かん(くわん)ぴ
- 普及版 字通
- 官の女奴隷。〔漢書、刑法志〕齊の太倉の令淳于、罪りて刑に當る。~其の少女(ていえい)~上書して曰く、妾願はくは沒入して官婢と爲り、以ての刑罪…
【官路】かん(くわん)ろ
- 普及版 字通
- 官道。また仕途。唐・司空図〔桃を移し栽う〕詩 獨り官路に臨みて傷摧し易し 春風に從して恣に開かしめん字通「官」の項目を見る。
司令官 しれいかん
- 日中辞典 第3版
- 司令(员)sīlìng(yuán).
【蚕官】さんかん
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- 蚕の官。字通「蚕」の項目を見る。
【散官】さんかん
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- 散位。字通「散」の項目を見る。
【材官】ざいかん
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- 適材。字通「材」の項目を見る。
村官 cūnguān
- 中日辞典 第3版
- [名]村の役人.▶村民委員会の主任(村長)・副主任・各委員は村民によって直接選出される.选~/村の役人を選ぶ.
【序官】じよかん
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- 官制。字通「序」の項目を見る。
【鳥官】ちようかん
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- 鳥紀。字通「鳥」の項目を見る。
【疇官】ちゆうかん
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- 世襲の官。字通「疇」の項目を見る。
【忝官】てんかん
- 普及版 字通
- 官を辱める。謙称。字通「忝」の項目を見る。
【波官】はかん
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- 水神。字通「波」の項目を見る。
【微官】びかん
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- 小吏。字通「微」の項目を見る。
おん‐かん(ヲンクヮン)【温官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 俸給外の収入や利益が多い官職。役得のある官職。温職。[初出の実例]「皆帯二顕職・温官一、或兼二二寮之頭助一、為二一朝之要枢一」(出…