あが‐もの【×贖物】
- デジタル大辞泉
- 《「あかもの」とも》1 祓はらえに用いる具。身のけがれや災厄を代わりに負わせて、川などに流す装身具や調度品。形代かたしろ。2 罪をつぐなうた…
あし‐もの【脚物】
- デジタル大辞泉
- 食堂用テーブル・学習机・座卓・椅子など脚のある家具。脚物家具。→箱物
あまし‐もの【余し物/余し者】
- デジタル大辞泉
- 1 いらなくなって残されている物。余り物。2 のけ者にされている人。〈文明本節用集〉
いたみ‐もの【痛み物】
- デジタル大辞泉
- 1 腐った物。壊れた物。「痛み物を選えりのける」2 壊れやすい物。腐りやすい食品。「夏場の見舞品に痛み物は避けたい」
いつつ‐もの【五つ物】
- デジタル大辞泉
- 5種の射芸。流鏑馬やぶさめ・笠懸かさがけ・小笠懸・犬追物いぬおうもの・歩射ぶしゃの五つ。
さずかり‐もの〔さづかり‐〕【授かり物】
- デジタル大辞泉
- 神仏などから賜る物。特に、子供のこと。
さい‐もつ【済物】
- デジタル大辞泉
- 荘園制時代、みつぎものとして納めた地方の産物。せいもつ。なりもの。
さい‐もつ【祭物】
- デジタル大辞泉
- 祭りのとき、神前に供える物。
おお‐たてもの〔おほ‐〕【大立物】
- デジタル大辞泉
- 兜かぶとの前立物の特に大形のもの。
おん‐ぶつ【恩物】
- デジタル大辞泉
- 《〈ドイツ〉Gabeの訳語。神が幼児に賜った贈り物の意》幼児の自己活動を促進するための遊び道具。ドイツの教育者フレーベルの創案。明治初期に日本…
からつ‐もの【唐津物】
- デジタル大辞泉
- 1 唐津焼。2 (西日本で)陶磁器のこと。→瀬戸物
きじ‐もの〔きヂ‐〕【木地物】
- デジタル大辞泉
- 木地びきのままの、何も塗っていない器物。
き‐もの【木物】
- デジタル大辞泉
- 生け花の花材で、松・梅・桜など木本類の総称。枝物えだもの。→草物くさもの
きんかい‐もの【近海物】
- デジタル大辞泉
- 近海でとれた魚類。
くら‐もの【蔵物】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、諸藩の蔵屋敷から払い出された年貢米や各地の特産物。→納屋物なやもの
とき‐もの【解(き)物】
- デジタル大辞泉
- 着物の縫い糸をほどくこと。また、その着物。ほどきもの。
としとり‐もの【年取り物】
- デジタル大辞泉
- 年の暮れに用意する、正月を迎えるための飾り物や燃料・食料品など。年の物。《季 冬》「須磨の浦の―や柴一把/芭蕉」
ひぜん‐もの【肥前物】
- デジタル大辞泉
- 肥前の刀工、忠吉ただよし一家およびその門人が鍛えた新刀の総称。
ひた‐もの【▽直物/▽頓物】
- デジタル大辞泉
- [副]1 いっぱいに満たすさま。ぎゅうぎゅう。「これに白からむ所―入れてもて来こ」〈春曙抄本枕・七六〉2 もっぱらそのことに集中するさま。ひた…
ながし‐もの【流し物】
- デジタル大辞泉
- 「寄せ物」に同じ。
ながめ‐もの【眺め物】
- デジタル大辞泉
- 眺めて楽しむもの。眺める価値のあるもの。「一生の―ながら、女の姿過ぎたるはあしからめ」〈浮・一代女・三〉
なんばん‐もの【南蛮物】
- デジタル大辞泉
- 南蛮渡来の品物。
ちょんまげ‐もの【▽丁×髷物】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代に題材を取った小説・演劇・映画など。髷物まげもの。時代物。
つき‐もの【付(き)物】
- デジタル大辞泉
- 1 その物に付属して用をなす物。また、ある物事と密接な関係をもち、それといつも取り合わせて考えられるもの。墨すみと硯すずり、権利と義務、梅と…
はいせつ‐ぶつ【排×泄物】
- デジタル大辞泉
- 排泄された物。一般に大小便をいう。排出物はいしゅつぶつ。
はこ‐もの【箱物】
- デジタル大辞泉
- 1 《入れ物の意》国や自治体などが建てる、図書館・美術館・体育館・多目的ホールなどの建物。「箱物行政」2 箪笥たんす・本箱・食器棚など箱形の…
まぜ‐もの【混ぜ物/交ぜ物】
- デジタル大辞泉
- まぜてある物。まぜ入れた物。「―のない純粋の蜂蜜はちみつ」
まれ‐もの【×稀物】
- デジタル大辞泉
- たぐいまれな品物。珍品。
もの‐うち【物打ち】
- デジタル大辞泉
- 太刀たちなどで物を切るとき、その物に触れて、最もよく切れる部分。先端から10センチほどの部分。切っ先三寸。ものうちどころ。
もの‐うと・し【物疎し】
- デジタル大辞泉
- [形ク]なんとなくいとわしい。どこか親しめない。「もし、賢女あらば、それも―・く、すさまじかりなん」〈徒然・一〇七〉
もの‐うらみ【物恨み】
- デジタル大辞泉
- 嫉妬しっとして、うらむこと。「まだきに騒ぎて、あいなき―し給ふな」〈源・若菜上〉
もの‐うらやみ【物羨み】
- デジタル大辞泉
- なんとなくうらやましく思うこと。「―し、身のうへなげき」〈枕・二八〉
もの‐きよ・し【物清し】
- デジタル大辞泉
- [形ク]なんとなくきれいである。さっぱりしている。また、潔白である。「―・き御なからひなり」〈栄花・初花〉
もの‐た・りる【物足りる】
- デジタル大辞泉
- [動ラ上一]満足する。十分である。「与えられたもので―・りる」
もの‐つつま・し【物▽慎まし】
- デジタル大辞泉
- [形シク]何となくはばかられる。何となく恥ずかしい。「たち聞き、かいまむ人のけはひして、いといみじく―・し」〈更級〉
もの‐なり【物成】
- デジタル大辞泉
- 1 田畑からの収穫。2 江戸時代の年貢。本途物成ほんとものなりと小物成こものなりとがあったが、特に本途物成をさす。3 禄高の基礎となる年貢米の…
もの‐はじ〔‐はぢ〕【物恥ぢ】
- デジタル大辞泉
- 恥ずかしいと思うこと。「あなあぢきなの御―や」〈宇津保・蔵開上〉
もの‐めか・す【物めかす】
- デジタル大辞泉
- [動サ四]目に立つようにする。重々しく見えるようにする。「今、人の―・し給ふに」〈落窪・三〉
ほそ‐もの【細物】
- デジタル大辞泉
- 1 細い物。2 素麺そうめんをいう女房詞。3 細身の太刀。4 黄金こがね。金銭。「路銭ほど―を持って参った」〈虎明狂・磁石〉5 細糸で織った布。…
わが‐もの【我が物】
- デジタル大辞泉
- 自分の所有物。「我が物にする」[類語]持ち物・所持品・懐中物・私物・所有物
ふねん‐ぶつ【不燃物】
- デジタル大辞泉
- 1 不燃性の物質。2 ごみとして処理される物品のうち、焼却処分しないもの。
ぬれ‐もの【×濡れ物】
- デジタル大辞泉
- 1 火事の際に水をかぶった物。2 まだよく乾いていない洗濯物。
だんぎ‐もの【談義物】
- デジタル大辞泉
- ⇒談義本
ぶっ‐そん【物損】
- デジタル大辞泉
- 物質的損害。身体的損害に対していう。「物損事故」
やましろ‐もの【山城物】
- デジタル大辞泉
- 山城の刀工が鍛えた刀の総称。三条・粟田口あわたぐち・来らいなどの流派が有名。京物。
ゆか‐もの【由加物/▽斎×甕物】
- デジタル大辞泉
- 神事の供え物を入れる器物。また、その供え物。
もの‐しょうひ〔‐セウヒ〕【物消費】
- デジタル大辞泉
- 《多く「モノ消費」と書く》品物を重視する消費活動。物品を購入する行為を指し、事こと消費に対していう語。
すえ‐もの〔すゑ‐〕【据(え)物】
- デジタル大辞泉
- 1 据えておくもの。飾り物。置物。2 罪人の死体などを土壇どだんに据えること。また、据えた死体。刀剣の試し斬りにされた。「ためし物をよく切る…
す‐もの【酢物】
- デジタル大辞泉
- 酢の物。
たき‐もの【×焚き物】
- デジタル大辞泉
- 燃料として焚くもの。たきぎ。まき。[類語]薪まき・薪たきぎ・焚き付け