ま‐な‐さき【眥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 目の先端の意 ) =まなじり(眦)①〔観智院本名義抄(1241)〕
まなじり【×眥】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- ⇒めじり(目尻)
もく‐し【目眥・目眦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 まなじり。めじり。〔霊枢経‐癲狂〕
がい‐し【睚眥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =がいさい(睚眥)
【眥頭】しとう
- 普及版 字通
- 目がしら。字通「眥」の項目を見る。
【決眥】けつし
- 普及版 字通
- 目を見開く。怒るさま。魏・曹植〔舞歌、孟冬〕楽府 慶忌・孟(まうほん)(古の勇者) 谷を蹈み巒(やま)を超え 張目決眥 髮怒りて冠を(うが)つ字…
【眥睚】さいがい・しがい
- 普及版 字通
- 目を怒らせてにらむ。魏・陳琳〔袁紹の為に予州に檄する文〕(曹)操は眥睚(の恨み)に因して、被(かうむ)らしむるに非罪を以てす。字通「眥」の項…
【眥決】しけつ
- 普及版 字通
- 眥裂。字通「眥」の項目を見る。
【眥占】しせん
- 普及版 字通
- 横目で見る。字通「眥」の項目を見る。
【拭眥】しよくし
- 普及版 字通
- 拭目。字通「拭」の項目を見る。
いきき・む【眥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 歯をむきだす。[初出の実例]「彼の犬の子、毎(つね)に家室(いへのとじ)に向かひて、期尅(いのご)ひ睚(にら)み肯み暭吠(ほ…
眥 10画 (異体字)眦 10画
- 普及版 字通
- [字音] シ・セイ・サイ[字訓] まなじり・にらむ[説文解字] [字形] 形声声符は此(し)。此に細小の意がある。〔説文〕四上に「目匡(もくきやう)なり」…
【眥涙】しるい
- 普及版 字通
- 涙。字通「眥」の項目を見る。
がい‐さい【睚眥・睚眦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) ( 「睚」は「にらむ」、「眥」は「まなじり」の意 ) 目を怒らすこと。目を怒らしてにらみつけること。憎そうに人を見ること…
【眥裂】しれつ
- 普及版 字通
- まなじりが裂ける。はげしく怒るさま。〔史記、項羽紀〕(樊)目を瞋(いか)らせて項王(羽)をる。頭髮上指し、目眥盡(ことごと)く裂く。字通「眥」…
【内眥】ないし
- 普及版 字通
- まなじり。字通「内」の項目を見る。
がい‐さい【×睚×眥】
- デジタル大辞泉
- 《「睚」も「眥」も、目尻、にらむ、の意》目を怒らして、憎らしそうににらみつけること。また、その目つき。
【隅眥】ぐうし
- 普及版 字通
- 隅差。字通「隅」の項目を見る。
【眼眥】がんさい
- 普及版 字通
- まなじり。字通「眼」の項目を見る。
【小眥】しようし
- 普及版 字通
- まなじり。字通「小」の項目を見る。
ふよう‐の‐まなじり【×芙×蓉の×眥】
- デジタル大辞泉
- ハスの花のように美しい目もと。「眉の匂ひ、―、丹花の唇」〈太平記・二一〉
ふよう【芙蓉】 の=眥((まなじり))[=眼((まなこ))]
- 精選版 日本国語大辞典
- 蓮の花のように清らかで涼しげな目もと。[初出の実例]「桃李の顔に怨を含み芙蓉(フヨウ)の眼(マナコ)に涙を浮べて」(出典:法華修法一百座聞書抄(11…
め‐じり【目尻・眥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 目の、耳に近い方のはし。目の尻。まなじり。まじり。[初出の実例]「眼尻長やかに打引たるに、尻目に見遣せたる、煩はしく気高し」(出典…
ま‐じり【眦・眥・目尻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「目後」の意 )① めじり。まなじり。[初出の実例]「ひたいいたうはれたる人の、ましりいたうひきて」(出典:紫式部日記(1010頃か)消…
ま‐な‐じり【眦・眥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「まなしり」。目(ま)の後(しり)の意 )① 目の、耳に近い方のはし。めじり。まなこじり。まなさき。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕[初…
がいさい‐の‐うらみ【×睚×眥の▽怨み】
- デジタル大辞泉
- 《「史記」范雎はんしょ伝から》ちょっとにらまれたくらいのうらみ。わずかなうらみ。「―は人を欺く笑えみの衣に包めども」〈漱石・幻影の盾〉
がいさい【睚眥】 の 怨((うら))み
- 精選版 日本国語大辞典
- ちょっとにらまれたくらいのうらみ。わずかなうらみ。がいしのうらみ。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「一飯の恩は酬いぬがちでも、睚眥(ガ…
め‐じり【目尻/×眥】
- デジタル大辞泉
- 目の耳側の方の端。まなじり。「―にしわを寄せて笑う」⇔目頭めがしら。[類語]目もと・目頭・まなじり
ま‐な‐じり【×眦/×眥】
- デジタル大辞泉
- 《「目まの後しり」の意。古くは「まなしり」》目じり。「―をつり上げる」[類語]目もと・目頭・目じり
【眥】しいつ
- 普及版 字通
- 目を見開く。字通「眥」の項目を見る。
だい‐とう(‥タウ)【大濤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おおなみ。大浪。巨濤。[初出の実例]「危礁乱立大濤間、決眥西南不レ見レ山」(出典:山陽詩鈔(1833)四・阿嵎嶺)
め‐がしら【目頭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 左右の目の鼻に近い方の端。目もと。まがしら。[初出の実例]「能く視ると内眥(メガシラ)に眵(やに)が着いて」(出典:多情多恨(1896)〈…
ち【血】 に 飢((う))える
- 精選版 日本国語大辞典
- 殺したり傷つけたりしたいという動物的な欲望がさかんになる。[初出の実例]「みづから憐む疎狂眥(めじり)裂けて 霊に飢ゑ血に飢ゑ痩せて悶(もだ)ゆ」…
【絶頂】ぜつちよう(ちやう)
- 普及版 字通
- 山頂。唐・杜甫〔望岳〕詩 胸を盪(うご)かして雲生じ 眥(まなじり)を決す、歸鳥の入るに 會(かなら)ず當(まさ)に頂を凌ぎ 一たび衆山の小なるを…
【頭髪】とうはつ
- 普及版 字通
- 頭の髪の毛。〔史記、項羽紀〕(樊)(はんくわい)ち劍を帶び盾を擁し、~に入り、帷を披(ひら)きて西して立ち、目を瞋(いか)らして項王をる。頭髮上…
めじり【目尻】 を 下((さ))げる
- 精選版 日本国語大辞典
- 満足して笑みをうかべる。怒りがおさまって表情をやわらげる。また、女に見とれたりおぼれたりする。[初出の実例]「其の悟りやうが心憎しとて目尻(メ…
まなじり【眦】 を 裂((さ))く
- 精選版 日本国語大辞典
- =まなじり(眦)を決す[初出の実例]「天の詠も融なる比(ころ)雲に入鳥まなじりをさき、胡蝶も栩々(くく)として垣根をわたるに」(出典:浮世草子・近…
き【気】 を 使((つか))う
- 精選版 日本国語大辞典
- =き(気)を配る[初出の実例]「あとな車がきをつかうて路のわるいをそこをばをさいでよい路え推すことぞ」(出典:玉塵抄(1563)三六)「気を使って…
らん‐りつ【乱立・濫立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 不揃いに立つこと。乱雑に立ち並ぶこと。[初出の実例]「危礁乱立大濤間、決眥西南不レ見レ山」(出典:山陽詩鈔(1833)四・阿嵎嶺)② 選…
【宿憾】しゆくかん
- 普及版 字通
- 前からの恨み。宿怨。魏・曹植〔酒の賦〕斯(こ)の時に於てや、質は或いは、剛は或いは仁、は賤をれ、窶(くしや)はをれ、睚眥(がいせい)の宿憾を和し…
【召問】しよう(せう)もん
- 普及版 字通
- 喚問する。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕(たまたま)召問せらるるに會ひ、ち此の指(むね)を以て(李)陵の功を推言し、以て上のを廣め、睚眥(が…
こやす【子安】 の 法((ほう))
- 精選版 日本国語大辞典
- 安産のための修法(しゅほう)。[初出の実例]「今日七々日の大結願と申には、姙婦安平(あんへい)子やすのほう、今の御法(みのり)に仇を忘れて応護の眥(…
まなじり【眦】 を 決((けっ))す
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「決す」は裂く意 ) 大きく目を見ひらく。怒りなどで目をいっぱいに見はる。まなじりを裂く。[初出の実例]「綆流決レ眦、不レ覚二涕之無一レ従」(…
眦・眥 まなじり
- 日中辞典 第3版
- 外眼角wàiyǎnjiǎo,外眦wàizì,眼角yǎnjiǎo,眼梢yǎnshāo方言.~┏眦〔眥〕を決す…
やに【脂・膠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 樹皮から分泌する粘液。また、その固まったもの。樹脂。〔十巻本和名抄(934頃)〕② タバコの燃焼から生じて、キセル、パイプなどにたま…
12画
- 普及版 字通
- [字音] シ・セイ[字訓] そしる・にくむ・なげく[説文解字] [字形] 形声声符は此(し)。此に細小なるものの意がある。〔説文〕三上に「に(かな)ふこと…
はにか・む
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 歯が重なってはえる。歯がふぞろいにはえる。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕② 歯をむき出す。[初出の実例]「彼(そ)の犬の子…
14画 (異体字)蚋 10画
- 普及版 字通
- [字音] ゼイ[字訓] ぶと[説文解字] [字形] 形声声符は(ぜい)。〔説文〕十三上に「秦・晉には之れをと謂ひ、楚には之れを(ぶん)(蚊)と謂ふ」(段注…
11画
- 普及版 字通
- [字音] レイ・レツ[字訓] ねじる・くじく・ばち[字形] 形声声符は(戻)(れい)。は戸下に犬牲を埋めて呪禁とする意。その呪禁をむりに破ることをとい…
8画
- 普及版 字通
- [字音] ガイ[字訓] がけ・きし・はて[説文解字] [字形] 形声声符は圭(けい)。〔説文〕九下に「山邊なり」とあり、断崖のところをいう。山には崖、水…