やく【軛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 車の轅(ながえ)の先端につけた横木。くびき。[初出の実例]「禁制〈略〉、やくをこぼち売る事」(出典:内閣文庫本建武以来追加‐応安二年(…
やく【軛】[漢字項目]
- デジタル大辞泉
- [音]ヤク(呉) アク(漢) [訓]くびき車のくびき。「共軛」
くびき【軛】
- 改訂新版 世界大百科事典
き‐やく【羈軛・羈厄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おもがいと、くびき。ともに牛馬をつなぎとめる道具。転じて、束縛することをいう。羈絆。[初出の実例]「北方の捷兵を己れの覊軛下に繋住…
【轂軛】こくやく
- 普及版 字通
- こしきとくびき。字通「轂」の項目を見る。
こう‐やく〔カウ‐〕【衡×軛】
- デジタル大辞泉
- 兵法で、陣立ての一。前線を魚鱗か鶴翼にし、第2陣以下を左右に縦に配した陣形。→八陣はちじん
【轅軛】えんやく
- 普及版 字通
- ながえ。字通「轅」の項目を見る。
くびきごほう【軛語法】
- 改訂新版 世界大百科事典
こう‐やく(カウ‥)【衡軛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 牛車(ぎっしゃ)の軛(ながえ)の先端にある牛の首につける横木。くびき。〔荘子‐馬蹄〕② ( 形が①に似ているところからいう ) 合戦での陣形…
【衡軛】こうやく
- 普及版 字通
- 車の横木。字通「衡」の項目を見る。
【車軛】しやあく・しややく
- 普及版 字通
- 轅(ながえ)の横木。字通「車」の項目を見る。
【銜軛】がんやく
- 普及版 字通
- くびきをつける。字通「銜」の項目を見る。
12画 (異体字)軛 11画
- 普及版 字通
- [字音] ヤク[字訓] くびき[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は(やく)。はまた厄に作り、厄はくびきの形。〔説文〕十四上にを正体の字とし「轅(なが…
くびき【軛】 を 争((あらそ))う
- 精選版 日本国語大辞典
- 互いに張り合って勝負する。張り合ってゆずらない。
くびきのしたで【《軛の下で》】
- 改訂新版 世界大百科事典
軛の下で くびきのしたで Под Игото/Pod Igoto
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ブルガリアの作家イワン・バーゾフの長編小説。オスマン・トルコの軛の下であえぐ民衆、トルコにへつらって同族を売る上流階級、民族運動に挺身(てい…
くび‐き【首木・頸木・軛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 車の轅(ながえ)の先端につけた横木。〔十巻本和名抄(934頃)〕[初出の実例]「牛の(むながい)切られて、首木(クビキ)も折れ、牛童共も散…
くびきしきけいがほう【軛式繫駕法】
- 改訂新版 世界大百科事典
くび‐き【×頸木/×軛/▽衡】
- デジタル大辞泉
- 1 車の轅ながえの前端に渡して、牛馬の頸の後ろにかける横木。2 自由を束縛するもの。「―を逃れる」
des・en・yu・gar, [de.seɲ.ʝu.ǥár;đe.-]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [103][他] 〘ラ米〙 軛(くびき)を取り外す,軛から解き放つ.
ヨークド盆地
- 岩石学辞典
- ジューゴ地向斜(zeugogeosyncline)と同義.英語のyokeは軛(くびき),かせ,およびこれらで結合するの意味.軛とは牛や馬で車を引く際に首にあてる…
des・un・cir, [de.sun.θír;đe.-/-.sír]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [99][他] 〈動物を〉軛(くびき)から外す.
enjuguer
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [他](牛,馬などに)軛(くびき)をつける.
des・yu・gar, [des.ʝu.ǥár;đes.-]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [103][他] 〈動物を〉軛(くびき)から外す.
【衡任】こうじん
- 普及版 字通
- 両軛の間。字通「衡」の項目を見る。
うな‐こぶ【項瘤・】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 牛の首のすぐ後ろの背中にある肉塊。軛(くびき)をかけるところ。枕骨(ちんこつ)。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
轭 è [漢字表級]2 [総画数]8
- 中日辞典 第3版
- [名]軛(くびき).車の轅(ながえ)の先につけ,牛馬の首に当てる横木.
ジューゴ地向斜
- 岩石学辞典
- クラトン内にある地向斜で,隆起に沿って発達したもの[Kay : 1945].真の地向斜ではなく,クラトン内部の溝(furrow)である[Aubouin : 1965].…
なが‐え【×轅】
- デジタル大辞泉
- 《「長柄」の意》馬車・牛車ぎっしゃなどの前方に長く突き出ている2本の棒。先端に軛くびきをつけて牛や馬にひかせる。
しじ〔しぢ〕【×榻】
- デジタル大辞泉
- 牛車ぎっしゃから牛を外したとき、車の轅ながえの軛くびきを支え、乗り降りに際しては踏み台とする台。形は机に似て、鷺足さぎあしをつけ、黒漆塗り…
らん【×鸞】
- デジタル大辞泉
- 1 「鸞鳥らんちょう」に同じ。2 中国で、天子の馬車の軛くびき、または天子の旗などにつけた鈴。音を鸞鳥の鳴き声に擬したものという。
たて‐ずな【立(て)砂】
- デジタル大辞泉
- 車寄せの前の左右両側に、編み笠のような形に高く丸く盛り上げた砂。牛車ぎっしゃの軛くびきや輿こしの轅ながえなどをもたせかけるためという。
ju・men・to, ta, [xu.mén.to, -.ta]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [男] [女] 〖動〗 ロバ(=asno).━[男] 〘ラ米〙 (プエルトリコ) 立ちこめた煙.[←〔ラ〕jūmentum「荷を運ぶ動物」;[関連]〔ポルトガル〕…
バゾフ
- 百科事典マイペディア
- ブルガリアの作家。詩,戯曲,小説など多くの作品があり,ブルガリア国民文学の中心的人物。ことに,1876年の民族解放運動を扱った《軛(くびき)の下…
バーゾフ ばーぞふ Ivan Vazov (1850―1921)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ブルガリアの作家、詩人。富裕商人で進歩的な父と文学的素養ある母の影響下で育ち、ロシアのリアリズム文学にも親しんだ。20歳のとき、商業実習のた…
【皮】ひかく(くわく)
- 普及版 字通
- かわ。〔淮南子、説山訓〕牛の皮を剝ぎ、して(皮の毛をとり)、以て鼓と爲し、三軍の衆を正す。然れども牛の爲に計れば、軛(くびき)に(つ)くに(し)…
じんりきしゃ‐ふ【人力車夫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人力車を引くことを職業とする人。くるまや。くるまひき。車夫。人力車引。人力引。人力。[初出の実例]「如此き道徳を講したらば人はた曰…
バーゾフ Vazov, Ivan Minchov
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1850.6.27. ソポト[没]1921.9.22. ソフィアブルガリアの小説家,民族詩人,劇作家。ブルガリアの解放運動をテーマとした作品が多く,詩は市民的…
はち‐じん〔‐ヂン〕【八陣】
- デジタル大辞泉
- 中国の兵法で、古くから唱えられた8種類の陣立て。日本では、ふつう、平安時代に大江維時おおえのこれときが唐から学んだという、魚鱗・鶴翼・長蛇・…
19画
- 普及版 字通
- [字音] ハク[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は(ふ)。〔〕三下に「車の下の索(なは)なり」とあり、車牀を車体に縛りつけること。また、車上につ…
ば‐しん【馬身】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 馬のからだ。馬体。[初出の実例]「木材を彎弧の形に曲け、之を馬頸に繋きて、是に車軛を繋く、尤も馬身に支らすと云」(出典:米欧…
ハインゼ はいんぜ Johann Jacob Wilhelm Heinse (1746―1803)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの小説家、美術批評家。ウィーラントの弟子として優雅な官能小説を書くことから出発するが、イタリア体験ののち師の軛(くびき)を脱し、16世紀…
バング Herman Bang 生没年:1857-1912
- 改訂新版 世界大百科事典
- デンマークの作家。父は牧師。法律の勉強を放棄し俳優を目ざすが成功せず,朗読家,記者,プロデューサーとなってヨーロッパ各地を巡った。作品には…
なが‐え【轅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「長柄」の意 )① 輦(てぐるま)・輿(こし)・牛車(ぎっしゃ)・馬車などの乗物の箱の台の下に平行して添えた二本の長い棒。輦は駕輿丁(か…
マニア
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) mania「狂気」の意のギリシア語。 entheos (神的霊感を受けている) ,enthousiasmos (神的霊感) と密接な連関をもつプラトン哲学の主要概念で,…
轅 17画
- 普及版 字通
- [字音] エン(ヱン)[字訓] ながえ[説文解字] [字形] 形声声符は袁(えん)。袁に長遠の意がある。〔説文〕十四上に「(ちゆう)なり」、また次条のに「…
プジャンガ・バル Pujangga Baru
- 改訂新版 世界大百科事典
- 植民地時代のインドネシアにおいて刊行された文芸誌。文学および文化の専門月刊誌で,1933年にジャカルタで創刊され,42年まで刊行された。この文芸…
しじ(しぢ)【榻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 牛車(ぎっしゃ)に付属する道具の名。牛を取り放した時、轅(ながえ)の軛(くびき)を支え、または乗り降りの踏台とするもの。形は机に似て…
衡 常用漢字 16画
- 普及版 字通
- [字音] コウ(カウ)[字訓] くびき・よこ・はかり[説文解字] [金文] [字形] 会意行+角+大。行は道。角は牛角。大は牛身。つのぎをつけた牛を正面…
**des・pe・gar, [des.pe.ǥár;đes.-]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [103][他]1 はがす,はぎ取る.despegar un sobre|封筒を開く.despegar la etiqueta de una botella|瓶のラベルをはがす.2 〈縫いつけたものなど…