改訂新版 世界大百科事典 「ガイダール」の意味・わかりやすい解説
ガイダール
Arkadii Petrovich Gaidar
生没年:1904-41
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ロシアの児童文学作家。本名はゴーリコフГоликов。リゴフに生まれ、14歳で赤軍に入りロシア革命に参加。第二次世界大戦勃発(ぼっぱつ)と同時に記者として従軍し、ウクライナで戦死した。自伝的な物語『学校』(1930)をはじめ、『はるかな国々』(1932)、『チュークとゲーク』(1939)、出征兵士のいる家や戦死した人の家族を援助する少年たちの姿を生き生きと描いた『チムールとその部隊』(1940)など、作品は革命的、愛国的な思想で貫かれ、いまも広く愛読されている。
[内田莉莎子]
『直野敦訳『チムール少年隊』(岩波少年文庫)』
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…そのうちでマルシャークは第一人者として,《12の月(森は生きている)》(1943)のような劇やたくさんの童謡を発表している。ソ連の写実的な児童向きの小説は,A.P.ガイダールの《革命軍事会議》(1926)とパンテレーエフA.I.Panteleevの《金時計》(1928)あたりで形づくられた。 スターリン体制下でも,ボロンコワL.F.Voronkova,ムサトフA.I.Musatov,ノソフN.N.Nosovらが子どもの生活を描いたが,1966年のフロロフV.Frolov《愛について》に至って少年の現実生活を描いて間断するところがなくなった。…
※「ガイダール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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