ソラマメゾウムシ

百科事典マイペディア 「ソラマメゾウムシ」の意味・わかりやすい解説

ソラマメゾウムシ

マメゾウムシ科の甲虫一種。体長5mm内外。灰黒色で白と灰褐色の短毛がはえる。ユーラシアアフリカ北米などに広く分布。日本には大正末期に中国から侵入し,現在関東以西の各地に普通成虫は年1回発生。若いソラマメのさやに産卵幼虫はその種子に食い入り成長,種子の収穫後に穴をあけて脱出する。収穫直後の種子を65℃の温湯に5分間浸すと発芽に影響なしに幼虫を殺すことができる。
→関連項目マメゾウムシ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソラマメゾウムシ」の意味・わかりやすい解説

ソラマメゾウムシ
そらまめぞうむし / 蚕豆象虫
broad bean weevil
[学] Bruchus rufimanus

昆虫綱甲虫目マメゾウムシ科に属する昆虫。世界各地に分布するソラマメ類の害虫。体長4.5~5ミリメートル。前肢腿節(たいせつ)が赤いのが特徴

[中根猛彦]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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