デジタル大辞泉
「地虫」の意味・読み・例文・類語
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じ‐むし ヂ‥【地虫】
〘名〙
① コウチュウ目コガネムシ科に属する昆虫の幼虫の
俗称。体は肉質の円筒形でC字形に体を曲げている。全体に乳白色で
頭部は褐色を帯びる。地中にすみ、植物の根や腐植物を食べるので、
農作物、
樹木の
害虫となるものが多い。ケラなど地中で生活する昆虫をも含めていうこともある。すくもむし。ねきりむし。
入道虫。〔運歩色葉(1548)〕
※俳諧・毛吹草(1638)五「地虫さへさまをかへてや
蝉衣〈政公〉」
※雑俳・呉竹集(1859)「
異見が身に染み・
地客(ぢムシ)に惚れぬ胸すへる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
地虫
じむし
鞘翅目コガネムシ科およびクワガタムシ科の昆虫の幼虫の俗称。体は円筒形で肉質,体色は胴部の大部分が乳白色,頭部が赤褐色,尾部が灰黒色,尾端は曲がっている。その名が示すように地中にすみ,農作物,樹木,草の根を食べるので,害虫とされるものが多い。すくもむし,ねきりむし,入道虫がおもなものである。またケラなど地中で生活する昆虫も含めて地虫ということがあるが,この場合は地方や季節などにより種類が異なる。(→昆虫類,鞘翅類)
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報