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鞘翅類 しょうしるいColeoptera; beetle; weevil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鞘翅類
しょうしるい
Coleoptera; beetle; weevil

鞘翅目に属する昆虫の総称。甲虫類ともいう。微小ないし大型の昆虫で,革質または角質の外骨格におおわれる。翅は2対あるが,後翅が退化または欠如するものが多く,2対とも欠如するものもある。前翅は翅鞘 (エリトラ) または上翅といい,体と同質で硬く,飛翔には役立たないが,中・後胸部および腹部の全部または一部をおおう。普通中央で直線状に合わさるが,左右が融合して離れないものもある。後翅は膜状翅脈は少く,飛翔時以外はたたんで翅鞘の下に納められる。複眼は顕著であるが退化するものもある。普通単眼を欠き,触角は 11節から成る。口器は咀嚼型。大腮は強壮でときに巨大となる。前胸は独立し,後方に顕著なくびれがある。腹部の末端節は雌では体内に納められる産卵管となるものがある。多様化が著しく,跗節は1~5節で,5節が普通である。完全変態をし,幼虫は地虫型またはカンポデア (シミ) 型で常に腹脚を欠く。蛹は肢が体から離れて突き出している裸蛹である。全動物中最大の目 (もく) で,既知種は 26万種以上,日本産は 8000種をこえる。海中を除くほとんどあらゆる環境にすみ,食性を含む習性の多様化が著しい。

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百科事典マイペディアの解説

鞘翅類【しょうしるい】

昆虫綱の1目。コウチュウ(甲虫)目ともいう。上翅(前翅)が鞘(さや)状となって背面をおおうことからついた名称。昆虫の中でも最も巨大かつ多様なグループで,世界に約37万種,100以上の科に分けられる。
→関連項目甲虫

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大辞林 第三版の解説

しょうしるい【鞘翅類】

コウチュウ目の旧称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鞘翅類
しょうしるい

昆虫綱甲虫目の別名。甲虫の前ばねはほかの昆虫と異なり、厚く堅くなり後体部背面を左右から覆い、中央で相接しており、背面を覆う鞘(さや)の役を果たしているのでこの名がある。[中根猛彦]

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世界大百科事典内の鞘翅類の言及

【甲虫】より

…この名は学名のColeoptera,英名のbeetle,ドイツ名のKäferに対して,明治時代に甲翅虫と訳されたものから甲虫となった。また上翅(前翅)が鞘状となって背面を覆うことから,専門語として鞘翅目(鞘翅類)と呼ばれるようになった。甲虫は昆虫界最大のグループ(目)で既知種の約4割を占め,世界から約30万種,日本から8000種あまりが知られる。…

※「鞘翅類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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