デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮薗千之(初代)」の解説 宮薗千之(初代) みやぞの-せんし ?-1835* 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。江戸日本橋の陰間(かげま)茶屋の主人で,通称は山城屋清八。春富士春太夫の門人となり,宮薗節の江戸での流行に貢献した。弟子に初代宮薗千寿らがいる。天保(てんぽう)5年12月22日死去。名は千枝ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「宮薗千之(初代)」の解説 宮薗千之(初代) 没年:天保5.12.22(1835.1.20) 生年:生年不詳 江戸後期の宮薗節の三味線方。千枝ともいう。江戸日本橋の陰間茶屋の主人で名は山城屋清八。春富士正伝(3代目薗八)の弟で,宮薗鸞鳳軒の弟子である春富士春太夫の門弟である。江戸に上方の宮薗節を定着させた。以後,千之の名は宮薗節千之派の家元名となった。 (根岸正海) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報