出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
通常は年若い僧をさす語だが、別に中世から近世にかけ、禁裏(きんり)御所の庭園の清掃、植樹、庭木の手入れなどに使役された賤民をいう。中世末には御庭者(おにわもの)、河原者と表記された例があり、荼毘(だび)のことにもかかわっている。江戸時代は、山城国の天部(あまべ)・蓮台野(れんだいの)両村から務め、7石の扶持を受けた。一時召上げとなり大和国の7か所で務めたが、18世紀後半には両村に戻された。正月・八朔(はっさく)には麻裃(あさかみしも)を着て御紋つきの箱提灯を持ち、禁裏へ藁箒(わらぼうき)を献上した。別に禁裏に筆を献上する筆師も小法師といった。
[朝尾直弘]
『辻ミチ子著「小法師」(京都部落史研究所編『近世の民衆と芸能』所収・1989・阿吽社)』
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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