弘仁貞観時代(読み)コウニンジョウガンジダイ

デジタル大辞泉 「弘仁貞観時代」の意味・読み・例文・類語

こうにんじょうがん‐じだい〔コウニンヂヤウグワン‐〕【弘仁貞観時代】

主として美術史上の時代区分で、平安前期の約100年間。密教美術中心展開文化影響を受けながらも、日本独自の様式を形成した。

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精選版 日本国語大辞典 「弘仁貞観時代」の意味・読み・例文・類語

こうにんじょうがん‐じだい ‥ヂャウグヮン‥【弘仁貞観時代】

日本美術史の時代区分の一つ。平安前期約一〇〇年をいう。彫刻では木彫仏像が主で前代天平彫刻に比べ、より神秘的で量感が強調され、絵は密教関係の仏画が中心で量感にあふれる。大陸文化を摂取し、ようやく国風文化が形成され始めた時代。この時代の文化を弘仁貞観文化という。

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