捩れる(読み)ネジレル

デジタル大辞泉 「捩れる」の意味・読み・例文・類語

ねじ・れる〔ねぢれる〕【×捩れる/捻れる/×拗れる】

[動ラ下一][文]ねぢ・る[ラ下二]
細長いものが、くねり曲がる。ねじられた状態になる。「コードが―・れる」
気持ちが素直でなくなる。ひねくれる。素直なやり取りができない状態になる。「性根が―・れている」「あの一言を機に上司との関係が―・れてしまう」
本来の関係からずれた状態にある。うまく対応せず、ちぐはぐな関係になる。「党本部と県支部が―・れたまま選挙戦に突入」
[補説]「腹がねじれるほどおかしい」などという表現を見かけるが、「腹の皮がよじれる」からの誤用か。
[類語]曲げるひねるよじるねじるよじれるたわめるねじ上げるねじ向けるれる捻転

よじ・れる〔よぢれる〕【×捩れる】

[動ラ下一][文]よぢ・る[ラ下二]ねじってまげたような状態になる。ねじれる。「ベルトが―・れる」「腹が―・れるほどおかしい」→腹の皮が捩れる
[補説]「腹がよじれる」は「腹の皮がよじれる」の省略形か。
[類語]曲げるひねるよじるねじれるねじるたわめるねじ上げるねじ向けるれる捻転

もじ・れる〔もぢれる〕【×捩れる】

[動ラ下一][文]もぢ・る[ラ下二]ねじれる。よじれる。
「十二筋の縄縦横に―・れてさばきむつかしき事を」〈三冊子・黒双紙〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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