デジタル大辞泉 「捩る」の意味・読み・例文・類語
ねじ・る〔ねぢる〕【×捩る/▽捻る/×拗る】
1 細長いものの両端に力を加えて、互いに逆の方向に回す。また、一端を固定して、他の一端を無理に回す。ひねる。「針金を―・る」「腕を―・る」「水道の栓を―・る」
2 体の筋をちがえる。
[可能]ねじれる
[動ラ下二]「ねじれる」の文語形。
[用法]ねじる・ひねる――「体をねじる(ひねる)」「水道の栓をねじる(ひねる)」など、ひねって回すの意では相通じて用いられる。◇力を入れて回すときは「ねじる」、指先で軽く回すようなときは「ひねる」と使い分けることがある。「びんのふたをねじって開ける」「スイッチをひねる」◇「転んだはずみに足首をひねって痛めた」「腰をひねって医者にかかる」などでは「ねじる」を用いない。◇「ひねる」の方が意味の範囲が広い。「頭をひねる」「首をひねる」「俳句をひねる」「強敵にあっさりひねられた」などの使い方は「ねじる」にはない。◇類似の語「よじる」も「腹をよじって笑う」など、使い方は限られている。
[類語]曲げる・ひねる・よじる・ねじれる・よじれる・たわめる・ねじ上げる・ねじ向ける・
よじ・る〔よぢる〕【×捩る】
[可能]よじれる
[動ラ下二]「よじれる」の文語形。
[類語]曲げる・ねじる・ひねる・ねじれる・よじれる・たわめる・ねじ上げる・ねじ向ける・