あら‐や【新屋】
〘名〙
※
洒落本・浪花色八卦(1757)花菱卦「酌に出た
小女童(こめろ)とらへて、ぬしめはたしかにあら屋じゃ」
③ (新潟県中蒲原郡村松町大字新屋の
原産であるところから)
二化性の蚕。
あたらしがり‐や【新屋】
〘名〙 新しいものをありがたがって、誇示する人。
流行を追う人。新しいものを特に好む人。
※若き日(1943)〈
広津和郎〉八「その頃の混沌とした
思想界にはかういふ盲滅法な新しがりやが出て来て」
あたらし‐や【新屋】
〘名〙 新しく造った家。にいや。
※雑俳・五色墨(1809)「日がかはり・
二階を閉めるあたらしや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
新屋
あらや
[現在地名]上田市大字上野
神科台地北東部神川の段丘上の集落。近世は塚原村のうち新屋村とよばれた。集落の北方で神川より取水した新屋堰が流れ、集落の南西に広がる、上田小県地方で最も広い条里的遺構を残す神科台地の水田地帯を潤している。集落の近く矢鼻には古墳群があり、俗に「矢鼻の七つ塚」とよばれ、神川対岸の下郷地区の古墳群とともにこの地域の古さを物語る。この辺りは慶長年間(一五九六―一六一五)以降、伊勢山とともに塚原村とよばれ、寛永元年(一六二四)に新屋村と伊勢山村に分村したという(「上野村誌」長野県町村誌)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
普及版 字通
「新屋」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報