デジタル大辞泉
「気付」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
き‐つけ【気付】
〘名〙
① (「きづけ」とも) 元気をつけること。
勇気を引き立たせること。また、そのための酒などをいう。元気づけ。はげまし。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
② 気絶したものをよみがえらせること。また、そのための薬。
気付薬。
※
咄本・昨日は今日の
物語(1614‐24頃)上「医師
(くすし)のところへ、気付
(キツケ)を取りに走れ」
③ (「きづけ」とも。心添え・心付け・
注意させる意から)
書簡を相手の立ち寄り先などにあてて送ること。また、その時、そのあて先などの下に書き添える語。
き‐づ・く【気付】
[1] 〘自カ五(四)〙
① 感じて知る。さとる。気がつく。
※俳諧・文政句帖‐五年(1822)
七月「
西方と気づく空より秋の風」
② 生き返る。正気に返る。気がつく。
※交隣須知(18C中か)三「気絶シテ キツキマシテコサル」
き‐づ・ける【気付】
〘他カ下一〙 きづ・く 〘他カ下二〙 注意をさせる。思い出させる。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報