江華湾(読み)こうかわん

百科事典マイペディア 「江華湾」の意味・わかりやすい解説

江華湾【こうかわん】

朝鮮中西部,京畿湾内部にある沈降湾。京畿湾とも。漢江臨津江礼成江河口があり,土砂が堆積して浅海を形成し,湾内江華島,喬洞島,席毛島などがある。潮差が大きく,水が濁っていることで有名。湾頭の朱安などに天日塩田がある。
→関連項目仁川

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「江華湾」の意味・わかりやすい解説

江華湾
こうかわん / カンホワマン

韓国(大韓民国)、西海岸(黄海側)の京畿(けいき/キョンギ)湾の一部で、沈降により生じた湾。広義には京畿湾と同義に使用される。江華島をはじめ喬洞(きょうどう)島、席毛(せきもう)島など10余個の島が散在しており、小さな湾入がある。潮汐(ちょうせき)の干満の差が大きく、その差は8メートルにまで及ぶ。湾頭一帯は広大な干潟が発達し、付近の海岸には天日塩田が広がり、塩の生産が多い。沿岸ではタイ、イシモチサワラなどの漁獲がある。

[森 聖雨]

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改訂新版 世界大百科事典 「江華湾」の意味・わかりやすい解説

江華湾 (こうかわん)

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世界大百科事典(旧版)内の江華湾の言及

【京畿湾】より

…朝鮮半島中央部,黄海側の湾。江華湾ともいい,北の長山串(ちようざんかん)と南の泰安半島の間の海域である。沈降海岸の一種で,きわめて複雑な1416kmに達する海岸線と江華島はじめ多数の島から成る。…

※「江華湾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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