出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
奈良時代の官人、僧。生没年、系譜ともに未詳。俗名は笠(かさ)朝臣(のあそみ)麻呂(まろ)。704年(慶雲1)従(じゅ)五位下、706年7月美濃守(みののかみ)となり、716年(霊亀2)には尾張(おわり)守を兼ねた。国守としての政績もよく、田などを賜っている。717年(養老1)従四位上、720年10月右大弁となったが、721年5月元明(げんめい)太上天皇の不予に際し出家を願って許された。723年観世音寺(かんぜおんじ)の建立を命ぜられて筑紫(つくし)に下り、天平(てんぴょう)初年に大宰帥(だざいのそつ)となった大伴旅人(おおとものたびと)とも交わった。『万葉集』に七首の歌がある。軽妙洒脱(しゃだつ)な歌もみられるが「世の中を何にたとへむ朝びらき漕(こ)ぎいにし船の跡なきごとし」は、仏教的無常観を詠んだ作として有名。
[稲岡耕二]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新