精選版 日本国語大辞典 「片山敏彦」の意味・読み・例文・類語
かたやま‐としひこ【片山敏彦】
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詩人、評論家、独仏文学者。高知市生まれ。東京帝国大学独文科卒業。法政大学、旧制一高教授、東大講師。ロマン・ロランの研究に没頭し、高田博厚(ひろあつ)らと「ロマン・ロラン友の会」を結成。『愛と死との戯れ』(1926)を訳出、築地小劇場で上演された。1929年(昭和4)渡欧、ロランをスイスに訪ね、ビルドラック、デュアメルらと交遊し、精神的な影響を強く受けた。帰国後、旧制一高、法政大の教壇に立ったが第二次世界大戦中に辞職。その間、ゲーテ、シラー、リルケ、カロッサ、ヘッセなどの作品紹介に努め、ロランにおけるヒューマニズムの追求とファシズムへの抵抗に共感を示した。戦後は、詩作と訳業に専念。おもな著書に『ロマン・ロラン全集』の監修をはじめ、『詩心の風光』(1946)、『雲の旅』(1949)、『片山敏彦詩集』(1958)などがある。
[岩崎武夫]
『『片山敏彦著作集』全10巻(1971~72・みすず書房)』
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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