猿投(読み)さなげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「猿投」の意味・わかりやすい解説

猿投
さなげ

愛知県豊田市北西部の旧町域。 1953年町制をしいたが,1967年豊田市に編入花崗岩からなる猿投山を取り巻いて新第三紀の丘陵洪積台地が広がり,浸食谷では米作丘陵地ではスイカダイコンカキ栽培が行なわれ,酪農も盛んである。新第三紀層に埋蔵される窯業原料のケイ砂,粘土の産地として有名。丘陵には二つの大学が誘致され,保見団地が建設された。猿投山周辺は愛知高原国定公園に属し,東海道自然歩道,舞木廃寺塔跡 (国指定史跡) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android