神符(読み)シンプ

デジタル大辞泉 「神符」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぷ【神符】

神社などで出す護符。おふだ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神符」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぷ【神符】

〘名〙
① 神社や寺で出す護符。災難をはらい、幸福を祈るために、神棚などに安置したり門口にはったりする。お札お守り
※三教指帰(797頃)中「白朮黄精松脂、穀実之類、以除内痾蓬矢、葦戟、神符、呪禁之族、以防外難
吾妻鏡‐建長五年(1253)五月四日「五月五日両午・壬午に当たる年、端午の神符御護を作りてかくれば、命百年をたもつ事」
② (護国安穏の護符としてすぐれた力があるところから) 般若波羅蜜のこと。
本朝文粋(1060頃)一三・臨時仁王会呪願文〈大江朝綱〉「三千界中 唯仏是仰 十六会外 此経殊勝 非有非空 妙理冰渙 天上天下 牟尼月明 既称仁王 神符救世 亦号護国 潜衛佐時」 〔仁王経‐下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「神符」の意味・わかりやすい解説

神符 (しんぷ)

御札(おふだ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

普及版 字通 「神符」の読み・字形・画数・意味

【神符】しんぷ

お札。

字通「神」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の神符の言及

【御札】より

…社寺で出す守札。神符(《運歩色葉集》),御守(《神道名目類聚抄》),守札,札守などとも呼ばれる。護符の一種。…

※「神符」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」