穂積驚(読み)ホヅミミハル

デジタル大辞泉 「穂積驚」の意味・読み・例文・類語

ほづみ‐みはる【穂積驚】

[1912~1980]小説家劇作家長崎の生まれ。本名、森健二。大衆演劇一座役者となった後執筆生活に入る。娯楽性の強い時代小説を数多く発表した。「勝烏かちがらす」で直木賞受賞。他に「風の中の唄」「壮士一代」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「穂積驚」の解説

穂積驚 ほづみ-みはる

1912-1980 昭和時代の小説家。
大正元年10月13日生まれ。大衆演劇の梅沢昇一座にはいり,役者となる。長谷川伸に師事し,昭和11年「下駄ッ八仁義」を発表,文筆に専念。32年「勝烏」で直木賞。新鷹(しんよう)会に所属し,時代小説,歴史小説,ラジオドラマなどを多数執筆した。昭和55年1月19日死去。67歳。長崎県出身。佐世保商業卒。本名は森健二。

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