蓮華草（読み）レンゲソウ

デジタル大辞泉

れんげ‐そう〔‐サウ〕【^×蓮華草】

マメ科の越年草。茎は地をはってよく分枝し、葉は9～11枚の小葉からなる羽状複葉。4、5月ごろ、長い柄の先に紅紫色の蝶形の花を輪状につけ、仏像の蓮華座を思わせる。中国の原産。江戸後期から緑肥にするため水田に栽培され、田植え前の花盛りのころに土にすき込む。漢名、紫雲英。げんげ。れんげ。《季 春》「手にとるなやはり野に置け―／瓢水」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

れんげ‐そう ‥サウ【蓮華草】

〘名〙

① 植物「げんげ（翹揺）」の異名。《季・春》

※続近世畸人伝（1798）二「大坂の知己の者遊女を請けむといふを諫めて、手に取るなやはり野に置け蓮華草 レンゲサウ」 〔俳諧・俳諧歳時記（1803）〕

② 植物「げんのしょうこ（現証拠）」の異名。〔大和本草（1709）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

蓮華草 (レンゲソウ)

学名：Astragalus sinicus
植物。マメ科の越年草,園芸植物

蓮華草 (レンゲソウ)

植物。フウロソウ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ゲンノショウコの別称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」