デジタル大辞泉
「金融安定化フォーラム」の意味・読み・例文・類語
きんゆうあんていか‐フォーラム〔キンユウアンテイクワ‐〕【金融安定化フォーラム】
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知恵蔵
「金融安定化フォーラム」の解説
金融安定化フォーラム
1999年2月のG7・中央銀行総裁会議において、ドイツ連銀のティートマイヤー総裁(当時)がG7の要請を受けて提案し設置が決定されたフォーラム。金融市場の監督及びサーベイランス(監視)に関する情報交換や国際協力の強化を通じ、国際金融システムの安定を図ることが目的。主要国の金融当局及び国際金融機関の関係者がメンバー。高レバレッジ機関(ヘッジファンドなど投機的な取引を行う機関)、資本移動、オフショア金融センターの3つの作業部会が設置され、2000年3月の第3回会合で各作業部会から最終報告書が提出された。報告書では、高レバレッジ機関及びその取引相手によるリスク管理の改善とディスクロージャーの強化、急激な資本移動により発生するリスクに対する監視・管理体制の充実、オフショア金融センターの規制・監督・情報開示などに関する国際基準遵守、及びIMFにおける各種基準遵守状況の評価などについて提言を行った。今後も提言の実施状況についてはレビューが行われる予定。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
金融安定化フォーラム
国際金融システムに影響を与える諸問題と、それらへの対応策を共同で検討する目的で発足した協議機関。1999年のG7会合で設立が決定した。目的は、金融安定を担当する各国政策当局及び、国際機関の間の情報交換を促進することである。フォーラムに参加しているメンバーは通貨当局や、国際金融機関、金融の専門家グループ、などである。
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