ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクリフラビン」の意味・わかりやすい解説 アクリフラビンacriflavine 紫褐色または類赤色の結晶。化学式 C14H14ClN3 。分解点約 290℃。エチルアルコールや水に難溶,エーテル,クロロホルムにはほとんど不溶。水溶液は酸性を呈し,ケイ光を放つ。抗菌力が強く,多くのグラム陰陽両性の細菌に効力があり,特に淋菌,ウェルシュ菌,連鎖球菌に有効である。また酵母などの微生物のチトクローム系に関する細胞質遺伝子の突然変異誘導原ともなる。レニウムの検出,染料,殺菌剤として利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「アクリフラビン」の解説 アクリフラビン トリパフラビンともいう.上記2化合物の混合物.防腐剤,抗菌剤として用いられる色素.フレームシフト突然変異原物質. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by