アシャンティの伝統的建築物群(読み)アシャンティのでんとうてきけんちくぶつぐん

世界遺産詳解 の解説

アシャンティのでんとうてきけんちくぶつぐん【アシャンティの伝統的建築物群】

1980年に登録された世界遺産(文化遺産)。アフリカ西部のガーナ第2の都市クマシ北東部アシャンティ州にある、伝統的な建築物である。これらはアシャンティ族により造られた建造物で、中庭を取り囲むように神殿が配置されている。これらの建物は粘土や木材やトタン屋根を使用して建てられ、鳥や魚、花などを象った美しい木彫りの装飾が施されている。アシャンティ族は17世紀末にアシャンティ王国を築き、18世紀に隆盛を迎え、ヨーロッパの商人たちとの奴隷と金の交易で栄えたが、イギリスと覇権を争って敗れて王国は滅び、植民地となった。その戦争の際に大半の建築物が失われ、今日残っている建造物の多くは20世紀になって復元されたものである。これらの建物は、年月の経過と過酷な気候のために劣化が進み、その保存が大きな課題になっている。◇英名はAsante Traditional Buildings

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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