あっぱれクライトン(読み)アッパレクライトン(英語表記)The Admirable Crichton

デジタル大辞泉 「あっぱれクライトン」の意味・読み・例文・類語

あっぱれクライトン

《原題The Admirable Crichtonバリー戯曲。1902年、ロンドンヨーク公劇場にて初演英国階級社会を風刺した4幕の喜劇ルイス=ギルバート監督による映画化作品は1957年公開。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「あっぱれクライトン」の意味・わかりやすい解説

あっぱれクライトン
あっぱれくらいとん
The Admirable Crichton

イギリスの劇作家J・M・バリー作の四幕喜劇。1902年初演。ローム伯爵とその家族や友人たちが難破して無人島に漂着すると、日ごろは伯爵家の執事にすぎないクライトンが、一行うちでもっとも頼りがいのある人物となり、そこでの生活の主導権は彼の手に移る。しかし、救助船が到来するとともに元どおりの社会秩序に返るという物語で、当時のイギリスの階級社会と民主主義思想を軽く風刺している。

[冨原芳彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android