アミノアゾベンゼン(読み)あみのあぞべんぜん(その他表記)aminoazobenzene

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アミノアゾベンゼン」の意味・わかりやすい解説

アミノアゾベンゼン
あみのあぞべんぜん
aminoazobenzene

アミノ基-NH2をもつアゾベンゼンで、アミノ基の置換位置によりo(オルト)-アミノアゾベンゼン、m(メタ)-アミノアゾベンゼン、p(パラ)-アミノアゾベンゼンの3種の異性体があるが、一般的には、p置換体を意味することが多い。橙(だいだい)色結晶。過剰のアニリン塩酸との混合物に亜硝酸ナトリウムを加えると、中間体1,3-ジフェニルトリアゼンC6H5N=NNHC6H5転位反応によりp置換体が得られる。アルコールエーテルに溶けるが、水には溶けない。発癌(はつがん)性が指摘されている。

[谷利陸平]


アミノアゾベンゼン(データノート)
あみのあぞべんぜんでーたのーと

p-アミノアゾベンゼン

 分子式  C12H11N3
 分子量  197.2
 融点   128℃
 沸点   >360℃

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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