アンガルスク(読み)あんがるすく(英語表記)Ангарск/Angarsk

デジタル大辞泉 「アンガルスク」の意味・読み・例文・類語

アンガルスク(Angarsk/Ангарск)

ロシア連邦中部、イルクーツク州の都市。アンガラ川とキトイ川の合流点近くに位置する。第二次大戦後に石油化学コンビナートが建設され、チュメニ油田パイプラインで結ばれてアンガラバイカル工業地域の代表的な工業都市発展した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンガルスク」の意味・わかりやすい解説

アンガルスク
あんがるすく
Ангарск/Angarsk

ロシア連邦中部、イルクーツク州の都市。イルクーツクの北西50キロメートル、アンガラ川とキトイ川の合流点付近にあり、シベリア鉄道に沿う。人口26万6600(1999)。イルクーツク・チェレンホボ工業地域の重要な中心地の一つ。1954年に大規模な石油化学コンビナートが建設され、石油製品、化学肥料などが生産される。石油は送油管で初めはウラル山脈西方から送られたが、1970年以後は西シベリアの石油が送られてくるようになった。プラスチック、建設資材(組み立て家屋用鉄筋コンクリート、セメント陶器)、電機、木材加工、縫製などの工業や、食肉コンビナートがある。1951年に市となった。

[三上正利]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンガルスク」の意味・わかりやすい解説

アンガルスク
Angarsk

ロシア中東部,東シベリア南部,イルクーツク州の都市。州都イルクーツクの北西約 40km,キトイ川がアンガラ川に合流する地点にある工業都市。 1948年建設の新興都市で,最初木材加工コンビナート,セメント工場などがつくられたが,ボルガ=ウラル油田からのパイプラインが通じてから石油精製,石油化学の大中心地として急速に発展。ほかに建設資材,機械,食品などの工業がある。シベリア横断鉄道が通る。人口 23万3765(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「アンガルスク」の意味・わかりやすい解説

アンガルスク

ロシア,東部シベリア,イルクーツク付近の都市。キトイ川とアンガラ川の合流点にある。第2次大戦後,都市建設が始められ,1951年完成製油所があり,化学,機械,製材工業などが行われる。24万1031人(2009)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android