20世紀西洋人名事典 「アンドレロート」の解説
アンドレ ロート
André Lhote
1885.7.5 - 1962.1.21.(24.の説あり)
フランスの画家,批評家。
ボルドー生まれ。
生地の美術学校で彫刻を学んだ後、絵画に転じる。1908年パリへ出て、ゴーギャン、セザンヌに傾倒、キュビスムの運動に加わった。ネオ・キュビスムと呼ばれる、対象を独特の明確な形態と色面に分解し再構成する理論を樹立。日本の二科会の会員でもあった。教育者、美術評論家としても活躍、モンパルナスに研究所を創設し若手の指導にもあたっている。主な作品に、「日曜日」(’10年)、「ラグビー」(’17年)、「パリ祭」(’28年)などの他、「絵画―魂と精神」(’34年)、「風景画論」(’37年)などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報