デジタル大辞泉 「インディアス古文書館」の意味・読み・例文・類語 インディアス‐こもんじょかん〔‐コモンジヨクワン〕【インディアス古文書館】 《Archivo General de Indias》スペイン南西部、アンダルシア州の都市セビリアにある公文書館。コンキスタドーレスによる中南米の植民地支配やフィリピン統治に関する文書資料を所蔵。もとは16世紀に商品取引所として建造されたスペインルネサンス様式の建物で、エル‐エスコリアル修道院を設計したファン=デ=エレラが手掛けた。1987年、「セビリアの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インディアス古文書館」の意味・わかりやすい解説 インディアス古文書館インディアスこもんじょかんArchivo de Indias スペイン南部,アンダルシア自治州のセビリアにあるスペイン帝国と植民地に関する古文書館。セビリア大聖堂に隣接する。建物は 1599年,商務館「カサ・ロンハ」として,J.B.デ・エレラによって建築された。大航海時代の富と栄光のシンボルであったその商務館を,1785年カルロス3世が新大陸に関する古文書館として開設。歴史的に貴重な外交文書のほか,書籍,地図,さらにはコロンブス,マゼラン,コルテスらの直筆文書など,かつてのスペインと植民地の関係を知るうえで貴重な史料が数多く所蔵されている。 1987年セビリアのアルカサル,セビリア大聖堂とともに世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by