共同通信ニュース用語解説 「エキノコックス」の解説
エキノコックス
サナダムシの一種の寄生虫。幼虫を宿した野ネズミを食べたキツネや犬の腸で成虫に育ち、卵がふんと一緒に排出される。卵が人やサルなどの口から体内に入り寄生するとエキノコックス症になり、数年から十数年の潜伏期間を経て重い肝障害を起こす。感染部位を切除すれば治るが、長期間自覚症状がないため、発見が遅れて死に至ることもある。人の体内では幼虫のままで卵が作られず、人から人へは感染しない。
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